イベントレポート Vol.03 らんらんランチカードゲームで「食物アレルギー」を知ろう。

実施日 : 2017年9月19日

実施場所 : ハウス食品グループ東京本社

2017年9月19日(火)、認定NPO法人アトピッ子地球の子ネットワークの赤城智美さんをお招きし、ハウス食品グループの社員を対象に食物アレルギーに関するワークショップを開催しました。「当事者でないとなかなかイメージしにくい食物アレルギーについて、社員の中でももっと理解を深めていきたい」と考えて実施したもので、当日は製品開発や広告制作、品質保証などさまざまなセクションから参加者が集まりました。

当日は「らんらんランチカードゲーム」を使用し、チームごとにゲームを行いました。 「らんらんランチカードゲーム」は、食物アレルギーへの理解を深めるためにつくられたカードゲーム形式の教材です。ゲームを通して食物アレルギーのある人の経験を疑似体験することができます。

参加者は自分が持っているアレルゲンカードに注意しながら、おいしいランチメニューをバランスよく選んでいきます。高得点を目指す人、メニューのバランスを気にする人、慎重にメニューを選ぶ人。それぞれのスタイルを発揮しつつ、チームごとに楽しく盛り上がりました。「このメニュー、何が入ってるの?」「アレルゲンを気にしながらバランスよくメニューを選ぶのが難しい!」といった声が挙がる一方、メニューカードを見つめてじっくり考え込む人の姿も。

その後、らんらんランチをやってみて率直に感じたことをチームごとに発表し、ホワイトボードに書き出しました。「メニュー名だけだと何かわからない」「隠し味やつなぎに何のアレルゲンが入っているかわからない」「洋食はアレルゲンが多い印象」「野菜中心になりそう」「常にアレルゲンを気にするのは神経を使う」などなど、たくさんの「気づき」でホワイトボードがびっしりと埋め尽くされました。

赤城さんからはこれらの気づきを踏まえて、食物アレルギーが起こる仕組みである「抗原抗体反応」、さらに症状の傾向、誤食のリスクについて詳しくお話しいただきました。またアナフィラキシーショックを起こした際に使用する「エピペン」の使い方も実演いただきました。ワークショップを受けた社員からは「ゲームを通じて自分でいろいろ気づけるのがよかった」「食物アレルギーを自分ごととして考えることができた」といった声がありました。単に情報として知るのではなく、自身の体験から得られた気づきは貴重な学びにつながります。社内でも食物アレルギーに対する理解を深めるいいきっかけになりました。

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