食を通じて人とつながり、
笑顔ある暮らしを共につくる
グッドパートナーをめざします。
23.8%
米国TOFU事業、中国カレー事業、タイ機能性飲料事業など、日本で培った技術力と現地の食文化を融合した事業を展開しています。
海外売上高比率はグループ全体の23.8%まで拡大しています。
(2024年3月現在)
出典:(株)インテージSRI+月次データ(2020年4月~2021年3月)
カレーのみならず、世界でユニークな事業を展開するハウス食品グループ。国や地域により異なるニーズに対し、日本で培った強みと、海外の食文化と融合させる力とを掛け合わせ、新たな食シーンを創造し事業を拡大してきました。
私たちが掲げる4系列バリューチェーンの推進において、重要な役割を担う海外での事業展開を3つの事例を通じてご紹介します。
中国に日本式カレーを
~複合的なアプローチ、粘り強いマーケティングで浸透~
日本式カレーを中国国民食へ
日本と同じ米食文化である一方、伝統的に多皿文化である中国で、どのようにすれば一皿完結型の日本式カレーを普及させることができるか――。食べたことがない日本式カレーの商品をいきなり販売しても、中国の人々に受け入れられません。日本の高度経済成長期に、まだ普及していなかったカレーを国民食にまで昇華させた成功体験を応用し、“巨大な白紙地帯”の開拓に挑みました。
まず、日本式カレーのおいしさを知っていただくことが重要と考え、加工食品の製造・販売からレストランまでを手がけるグループの強みを生かし多くのタッチポイント(顧客接点)で複合的なアプローチを展開しました。
最初のタッチポイントは、1997年、上海でのカレーレストランの出店です。おいしさを知っていただくとともに、日本式カレーが受け入れられるかを探りました。そこで手応えをつかみ、レトルトカレーを発売、その後、2005年より「百夢多カレー(バーモントカレー)」の販売を開始しました。日本と同じ「家族みんなで食べられるマイルドなカレー」をコンセプトに、現地のニーズに合わせて、味・色み・スパイスの香りをアレンジ。そして、正しい調理方法とおいしさを知っていただくため、上海・北京・広州の大都市を中心に、店頭で年間3万食に上る試食販売を粘り強く、繰り返し行いました。
手軽につくれて、栄養バランスに優れ、子どもから大人までおいしく食べられる日本式カレーは、核家族化・共働き家庭が増える時代の変化とも合致し、販売は拡大。調達・製造・販売が現地で完結できる安定的な体制を生かし、沿岸部の大都市圏を中心に喫食経験は増加していきました。一方、大都市を離れると、喫食経験には伸びしろが多く存在し、浸透に向けたマーケティング活動を展開しています。
また、調理のオペレーションが簡単なことから、現地のレストランなど外食や業務用での取り扱いも増えており、カレーの原料としての供給が増加しています。大きな成長ポテンシャルを持つ中国事業が、スパイス系VCのグローバル展開を牽引していきます。
米国にTOFUを
~現地での多様な使われ方に適応した商品開発~
テリヤキからスムージーまで!広がる豆腐の可能性
当社はもとより大豆素材の魅力に注目し、1970年代に日本で豆腐や豆乳製品の事業化に挑戦したものの、本格的に拡大することができませんでした。大豆を使って商品を開発する技術・ノウハウを世界市場で生かせないか。そう模索していた時に、米国でTOFUを製造していた日系企業と出合い、米国での展開をスタートしました。当初は、アジア系やベジタリアンの人々を中心に支持を広げ、その後、TOFUが健康に良く、植物性で環境負荷が少ないということが多くの人々に認知され、市場はさらに拡大していきました。
米国で展開するTOFUは6種類の硬さを取り揃えています。アジア系のお客様は自国での食べ方がベースとなり、日本でいう絹ごし豆腐や木綿豆腐の硬さを好まれます。一方、新しい食べ物としてTOFUを受け入れるお客様は、現地に根づいた食シーンの中で、肉の代わりとして、調理しても形が崩れないようにさらに硬めのものや、スムージーの材料として最も柔らかいものを選びます。このような使われ方は、現場でのヒアリングや、発信されているSNSなどから日々情報を得ています。トライアルを繰り返し、食シーンから想定した調理方法とセットで提案し、適応していきました。
そして、広い米国で供給するべく、生産工程を工夫して65日の賞味期間を実現し、ロサンゼルスとニュージャージーの生産拠点から全米に供給する体制を構築しました。さらなる事業拡大をめざし、新工場の建設も計画しています。
米国では、若い世代を中心に気候変動やエシカル消費への関心が高まっており、加えて、アジアの食文化の広がりもあり、豆腐が使いやすいメニューが増えていることも追い風となっています。
2022年9月には、米国で豆腐や植物肉などの製造・販売を手がけるキーストーン・ナチュラル・ホールディングス社を当社グループに迎えいれました。米国での事業拡大、欧州での事業展開も見据え、TOFUを軸に植物由来食品(PBF)領域の拡充を図っていきます。
東南アジアにビタミンC飲料を
~スピード重視のブランド確立~
タイで年間3億本を出荷!ビタミンC飲料のトップブランド
当社は2011年に、機能性飲料事業の拠点をタイに設立しました。すでに、インドネシアでのライセンスビジネスを通じて東南アジアでの潜在的なニーズは把握しており、特にタイは美容への関心が高く、ビタミンCをしっかり摂取できる商品が求められていることに着目したのです。
当時、タイでは、ビタミン入りのペットボトル飲料はありましたが、サプリメントのように、ビタミンを手軽に摂取することを目的とした瓶形態の飲料はありませんでした。そこで、日本で培った、おいしさと機能性を両立したビタミン飲料を安定的に生産する技術・知見を生かし、「ビタミンCをたっぷりとる」というコンセプトで「C-vitt(シービット)」を発売しました。
カレーやTOFUと異なり、現地には飲料メーカーが多く存在し、自社で生産を手がけても強みとなりません。また、販売においても、昔ながらの伝統的なマーケットも大きく、販売網を一から構築するには多くの時間がかかります。そこで、早期の事業展開を図るため、現地企業であるオソサファ社と合弁会社を設立。川上の製造と川下の販売はオソサファ社が担い、当社グループは強みであるマーケティング・商品開発・品質保証に特化しました。このスキームにより、事業化から10年で売上高は100億円を超え、ビタミンC飲料のトップブランドとしての地位を確立しました。
今後、タイにおいては、日本で販売している「1日分のビタミン」といったビタミンC以外の商品の開発など、深掘りを進めます。また、機能性素材系VCとして、2022年4月に設立したハウス食品グループアジアパシフィック社のもと、東南アジアの他地域でのビタミン飲料事業の拡大を図っていきます。
日本国内でルウカレー、ルウシチュー、レトルトカレー、スパイス製品、でんぷん麺などの家庭用製品のほか、業務用製品の製造販売を行なう事業です。
2024年3月期
売上高
1,263億円
営業利益
108億円
日本国内で、ウコンの力やC1000、1日分のビタミンをはじめとした健康食品・機能性飲料の製造販売や通信販売を行なう事業です。
2024年3月期
売上高
169億円
営業利益
25億円
主に米国や中国、東南アジアにて、豆腐などの大豆関連製品やカレー製品、機能性食品の製造販売を行なう事業です。展開国の課題解決やビジネスチャンスを捉えて、異なる複数のビジネスを展開することを特徴としています。
2024年3月期
売上高
564億円
営業利益
31億円
日本式カレーをご提供する「カレーハウスCoCo壱番屋」を始め、世界中でレストランの企画・運営を行う事業です。
2024年3月期
売上高
551億円
営業利益
34億円
総菜等の製造販売、食材の輸入販売、食品の分析などを通じて、グループ間のシナジー強化に貢献する事業です。
2024年3月期
売上高
550億円
営業利益
19億円
各セグメントの売上高構成比はセグメント間取引消去前の数値です
私たちは、「お客様」の生活に役立ち「お客様」に認めていただける価値ある商品・サービスを提供することで、「お客様」の食生活と健康に貢献していきます。
詳しくはこちらハウス食品グループは、原材料を調達する場面から食卓を家族で囲む場面まで、あらゆる場所で健やかな食をつなぎ、サステナブルな未来を支えるための様々な取り組みを行っています。
詳しくはこちら家族の団らんや、仲間や友人との食事会、自分へのご褒美ごはんなど、食事シーンはさまざま。おいしい笑顔もいろいろ。そんな楽しい食事シーンを切り取った「おいしい笑顔写真」を募集します!
富士フイルム「“PHOTO IS”想いをつなぐ。あなたが主役の写真展 2025」のご希望会場(東京・大阪・福岡)での展示やリンゴキッドの「オリジナルフォトフレーム」写真もお届けいたします。
ハウス食品グループの「朝岡スパイス」の製品の魅力を感じていただくためのキャンペーンを開催します。
簡単なクイズ・アンケートに答えていただいた方の中から抽選で合計70名様に「手造りカレー粉セット」または、「カレーペーストロング瓶180g」をプレゼント!
2025年5月11日(日) 開催「ハウスファミリーウォーク大阪大会」にご参加してくださる方3,000名を募集いたします!
11組40名のご家族に、自然の中で様々な体験を通じ、食の楽しみや農業の大変さ、環境の大切さなど学んでいただきました。
今年で10回目!2024年度の「販売先情報」、スマイルブログ「スマイルボールの魅力とレシピ」を掲載中!
公益財団法人日本サッカー協会主催の12歳以下のフットサル日本一を決定する「JFAバーモントカップ」決勝大会の様子を公開中。
食物アレルギーのある方やその家族だけが頑張るのではなく、友達も、先生も、地域の方も、そして企業も、みんなで分かりあえる世の中にしたい。
親子でクラシック音楽を存分にお楽しみいただけるコンサートです。「2024年ファミリーコンサートダイジェスト動画・参加者の声・みんなの笑顔写真」公開中。
「街角ステージ weldi」サイトがリニューアル!
最短1カ月でオープンできるご出店までの流れや、weldiが選ばれる理由、ご利用者様の声などを公開。「街角ステージ
weldi」はキッチンカーを始めたい方を応援いたします。
リンゴキッドたちと一緒に、日本の行事と行事食について学ぼう!「ぬりえ」としても楽しめます♪ダウンロードすれば「紙芝居」にも!ぜひお子さまと一緒にお楽しみください。
「つくろう、未来の笑顔。」
JFEエンジニアリング社と協力して、ハウス食品グループ全体でCO2削減に取り組むことを描きました。
ハウス食品グループの社員も登場します。
ハウス食品グループがどのような想いをもって、様々な事業や活動を行っているかを紹介しています。