トップメッセージ

ハウス食品株式会社 代表取締役社長 浦上博史

私たちハウス食品グループは、1913年大阪市に薬種化学原料店「浦上商店」として創業し、「日本中の家庭が幸福であり、そこにはいつも温かい家庭の味ハウスがある。」という創業の志を脈々と受け継ぎ、常に時代の課題に挑戦し、新たな食文化を創造してきました。

そして、私たちは創業100周年にあたる2013年に「食を通じて人とつながり、笑顔ある暮らしを共につくるグッドパートナーをめざします。」というグループ理念を策定し、一企業市民としてのありたい姿、“To Be”を掲げました。このグループ理念は、企業市民として果たすべき「3つの責任」~すなわち「お客様への責任」「社員とその家族への責任」「社会への責任」~を念頭に置いて制定されたものですが、これからの時代においてもサスティナブルな社会に貢献できる存在になるべく、この「3つの責任」をより高い次元で実現できる企業グループに向けて、弛まぬ変革を続けてまいります。

現在世界は、これまでとは違ったポストコロナの新しい時代に入って参りました。私たちはかねてよりグループ理念“To Be”に近づくための行動計画、“To Do”として3年単位で中期計画を策定しておりますが、2024年4月からスタートした第八次中期計画の中では、「食で健康クオリティ企業への変革<第二章>グローバルなVC(バリューチェーン)構築による成長をめざす」ことを大テーマとして掲げた上で、「3つの責任」それぞれに重点テーマと実行計画を具体的に設定して、取組を推進しています。

「お客様に対する責任」では、「食で健康」をグローバルにお届けするために、事業基盤のある3つのVC「スパイス系VC」「機能性素材系VC」「大豆系VC」において成長加速をめざすと共に、VC最適で意思決定できる体制の構築を進めてまいります。
「社員とその家族に対する責任」では、「ダイバーシティを力に変える」をテーマに、他者への理解を深めて、各社員や各組織の固定観念を打破することでイノベーションを創出し、当社グループのダイバーシティをグローバルなVC構築の推進力に変換してまいります。
「社会に対する責任」では、人と地球の健康のために、グローバルな企業活動で生じる環境負荷は企業の責任として取り組むことを基本姿勢として、「循環型モデルの構築」を推進してまいります。

私たちハウス食品グループはこれからも食を通じて、お客様の笑顔を、社員とその家族の笑顔を、そして笑顔あふれる社会を、共に創るグッドパートナーをめざして歩みを続けてまいります。今後とも皆様のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。