食物アレルギー対応について知ってほしいこと
01アレルゲンの除去は必要最小限で
食物アレルギーかなと思ったら、まずは病院を受診しましょう。医師の指導のもとで、食べると症状がでる食物(原因食物)だけを除去します。(念のため、心配だからといって、本来食べられる食物を除去しないようにします。)食品によっては、原因食物であっても、症状がでない“食べられる範囲”までは食べることができます。ただし“食べられる範囲”は人によって大きく異なりますので、自己判断はせず、必ず医師に相談しましょう。
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02表示を確認してみよう
原材料表示を見ることは、自分の身を守ることにつながります。「いつも食べているから」「少しだから」と過信せず、食品を購入するときは表示を必ず確認しましょう。容器包装された加工食品には、特定原材料8品目(卵、乳、小麦、そば、落花生(ピーナッツ)、えび、かに、くるみ)について表示の義務があります。特定原材料に準ずるもの20品目は、できるだけ表示することが推奨されていますが、表示の義務はありません。店頭での対面販売品や外食料理もアレルギー表示の義務がありませんので、お店の人に確認するようにしましょう。
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03代替できる食べ物を探してみよう
アレルゲン食物の除去が必要なときは、除去したものに代わる栄養素を補うように意識しましょう。例えば卵を除去するときは、それに代わる動物性のたんぱく質をメニューの中に取り入れて、栄養のバランスを考えます。代替できる食品は加工食品でも増えてきています。「原材料表示」を良く確認して、加工食品も上手に取り入れましょう。
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