新しいおいしさを生み出すための取り組み

食における新価値を生み出すためには、「おいしさ」を深く知ることが必要です。千葉研究センターでは「おいしさ」を探求する様々な取り組みを行っており、そのひとつに「味創りトレーニング」があります。基本的な調理技能習得から、一流料理人の技術を学ぶなど、内容は様々です。

新しいおいしさを生み出すための取り組み

おいしさの基本を知る(新人味創りトレ―ニング/基礎調理コース)

入社後、初めに取り組む「新人味創りトレーニング」では、洋食、和食などの基本的な調理を通じたトレーニングを行っています。ベシャメルソースやブイヨンなど、普段調理することの少ないメニューを用いて、おいしさを創るための調理工程の役割を学びます。調理工程における変化を注意深く観察し、繰り返すことで、さまざまな調理条件が最終的なおいしさに繋がっていることを自ら体感します。
また若手所員向けの「基礎調理コース」では、調理品や調理工程を絞り、「考えること」「繰り返すこと」の時間を多く設けたトレーニングを行っています。1つのことを1日かけて考え抜くことで、「混ぜる」「煮る」などの調理工程それぞれの意味合いを深く理解でき、調理を科学的に捉える視点を養っています。

おいしさの基本を知る(新人味創りトレ―ニング/基礎調理コース)

専門家からおいしさを学ぶ(アドバンスコース)

若手社員~中堅社員向けの「アドバンスコース」では、おいしさの専門家である一流料理人の方にご協力いただき、「おいしさ」についてさらに深く知る取り組みを行っています。具体的には、目標メニューを試食後、提示されたレシピを参考に風味の再現を行うトレーニングなどを行っています。反復試作を行うことで調理技術を身につけると同時に、専門家の技術を調理科学視点で深堀していきます。また専門家から調理に関する考え方、素材の組み合わせなどの知見をいただくことで、食に対する視野の広がりにも繋がっています。

専門家からおいしさを学ぶ(アドバンスコース)