トップメッセージ

ハウス食品グループ本社株式会社 代表取締役社長 浦上博史

株主・投資家の皆様へ

日頃より格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

当社グループは2024年4月より第八次中期計画をスタートしております。スパイス系バリューチェーン(以下「VC」)、機能性素材系VC、大豆系VCの3VCが、各々に国内外の境無くグローバルなVC構築を進めて行くことに取り組んでおり、特にグループ本社とハウス食品が一体となってグローバルなスパイス系VCのマネジメント体制を強化することに注力しております。

その初年度となる2025年3月期は、前期に続く原材料価格の高騰や円安の更なる進展により事業コストが大きく上昇する中、ハウス食品やハウスギャバンを中心とする香辛・調味加工食品事業が、前期に行った価格改定の市場定着に努めるとともにコストダウンの取組みも奏功し、グループ全体の業績を牽引して連結業績は営業利益ベースでは増収増益を確保しました。一方で2022年9月にグループ化したアメリカのPBF事業会社のキーストーンナチュラルホールディングス社の業績低迷によるのれんの減損損失発生や前期に計上した退職給付制度改定益の反動などにより、親会社株主に帰属する当期純利益は減益となりました。

2026年3月期は前期以上に原材料を中心とする事業コストの上昇が予想されております。
当社グループは一部製品・サービスにおいて価格改定を実施するほか、変容するお客様ニーズへの対応を進めるとともに、サプライチェーンの最適化やコスト管理の強化に努めることで収益力の改善に取り組んでまいります。

株主のみなさまにおかれましては、引続きご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

ハウス食品グループ本社株式会社
代表取締役社長

浦上博史