レンジ対応パウチの開発による使いやすさの向上、CO2排出量削減への貢献

開発品の概要

昨今、社会全体として環境配慮への意識が高まってきている中、湯せん調理からレンジ調理に変わることによって、使いやすさがより向上するとともに、調理時間が短くなり調理時のCO2排出量約80%削減を実現しています。

湯せん→レンジ調理でCO2排出量が約80%削減できます

※注 当社にて、ハウス食品のレンジ加熱対応パウチに2022年秋までに変更済の家庭用レトルト製品の湯せん、レンジ調理それぞれの調理時間をもとに排出されるCO2を算出(GHGプロトコルガイダンスの概念に基づいて、CFP-PCR、環境省のガイドラインなどを参考)。

<算出の前提>
・湯せんでのCO2排出量 / 直径24cmの鍋で、2Lの水を入れて調理。 / お湯を沸かすところからスタートしてパウチの温め時間を含めて約10分で算出。
※1袋ずつ加熱した場合
・レンジ調理でのCO2排出量 / 製品の容量によってレンジ加熱時間が異なるため、製品ごとに当社にて設定した500Wレンジでの加熱時間に基づく。

箱入りレトルト製品では、箱を開けてそのままレンジ加熱できるパウチに変更し、使いやすさを向上させました。また、パウチに特殊な加工を行うことで、開封時にまっすぐ切れ、より小さい力でも開けられるユニバーサルデザインを実現しました。このレンジ対応パウチは「WorldStar Award 2023」を受賞しています。

箱入りレトルト製品 箱入りレトルト製品パウチ開封性の向上

また、複数袋レトルト製品では、袋のままレンジ加熱できるパウチに変更し、さらに2袋同時に加熱可能とすることで、使いやすさをより向上させています。

複数袋レトルト製品2袋同時調理

複数袋レトルト製品2袋同時調理
※製品画像は開発当時のものになります。