災害用に備蓄可能な、温めずに食べられるカレーの開発(業務用)

災害時の食の状況

近年、日本では多くの災害が発生しており、災害時の食を備えることが重要となっています。国や地方自治体でも災害時に備えて食を備蓄していますが、栄養の偏りや乳幼児、ご高齢の方、アレルギーなどの慢性疾患を有する方のような災害時要配慮者への食事の提供が課題となっています。

備蓄用レトルト食品の開発

上記の観点を踏まえて、「もしも」の時の食でお役に立ちたいという想いの中、賞味期限5年の備蓄食用レトルト食品である「LLヒートレスカレー」「LLヒートレスシチュー」を開発し、業務用製品を扱っているハウスギャバンで販売をしています。

LLヒートレスカレー
LLヒートレスシチュー
LLヒートレスカレー
LLヒートレスシチュー

災害時に配慮した設計
災害時には電気、ガス、水道等がすべて止まってしまうような最悪の事態も考えられます。したがって本製品では、誰でも温めずにおいしく、普段通りのカレーが食べられるように作られています。通常のレトルトカレーでは室温で食べると、とろみ、舌触りなどの食感に影響が出てしまいますが、この製品は配合を工夫し、温めなくても滑らかなとろみが出るようにしました。また、災害時要配慮者であるご年配の方やお子さまが食べられる辛さでもカレー感を感じて頂けるような風味を目指しました。
さらにこの製品では、災害時に摂取しづらい野菜を多く召し上がっていただけるように、ペースト状や固形のものも含めて生換算で80g以上の野菜を配合し、馬鈴薯やニンジンはご年配の方やお子さまがスプーンですくって噛みやすい一口大に致しました。

長期保管対応
お客様のもしもの時にお役に立てるように、賞味期限5年と長期保管できる設計にしました。自治体等に備蓄される場合、段ボール箱のまま保管されることが想定されますので、長期保管による段ボール箱の強度劣化を加味した設計にしました。

もしもの時の備えとして、お客様にとって少しでもお役に立てるように、今後も製品を生み出していきます。

もしもの時の備えとして、お客様にとって少しでもお役に立てるように、今後も製品を生み出していきます。