ハウス食品グループでは、「お客様に学ぶ」、「お客様とともに」を大切なキーワードとして、グループならではの価値創出に取り組んでいます。
2021年度にお客様からいただいたお声は約2万3千件でした。レトルト食品のレンジ対応化への関心が高まり、全体では、販売関連、製品内容や使い方などのお問い合わせを多くいただきました。また、ホームページをご覧になるお客様が増えたことから、「よくいただくご質問」の情報の充実や見やすさの工夫を行い、「解決できた」とのお声を多くいただいています。こうしたお客様のお声は、その日のうちに経営層と全社の関連部門に伝達されます。各部門での改善活動と併せて、企画・開発・調達・生産管理・品質保証・お客様相談等のメンバーによる『QUIC』※で、協力して全社テーマの製品・サービス等の改善活動を推進しています。
QUIC:Quality Up by Initiative of Customers「お客様主導の品質向上活動」
日本では年間600万トンの食品ロスが発生し、その46%が家庭から発生しています※。当社は、家庭の食品ロス削減の解決策の一つとして、2020年より“もっとカレーだからできること”プロジェクトを始めました。アンケート調査で判明した、食品ロスになりがちな食材を使ったレシピをホームページで紹介。カレーであれば、期限が近づいた食材やいつもなら捨ててしまう食材もおいしくまとめることができます。食品ロス問題を知るきっかけや、楽しく・おいしく食品ロスを減らすヒントになり、笑顔ある暮らしの実現に役立ちたいという想いで活動しています。また本プロジェクトに賛同いただいた愛知県豊田市と、市民へのアンケート結果をもとにおすすめレシピを提案する共同企画を実施するなど、行政と企業が連携した食品ロス削減にも取り組んでいます。
農林水産省 平成30年度推計値
孤食を解消し、共食機会を創出するため、2020年より全国のこども食堂に「えがお便」をお届けする活動を行っています。「えがお便」とは、共食機会の創出だけでなく、社員に社会課題に触れてもらうことを目的として、グループの製品と季節のレシピ、こども食堂に宛てた直筆の手紙を一緒に梱包して送る取り組みです。コロナ禍で食堂形式での開催が難しいなか、製品やお弁当をお配りする食堂が多く、2020年度は120食堂に製品をお届けしています。食堂に来られる方々と直接お会いすることはできていませんが、感謝のお手紙や写真を通して交流しています。
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