トップメッセージ

代表取締役社長 浦上 博史

グループ理念の実現を目指して

ハウス食品グループ本社株式会社 
代表取締役社長
浦上 博史

ハウス食品グループの「CSR」

「CSR」(“Corporate Social Responsibility”=企業の社会的責任)という言葉は近年よく使われ出したかのような錯覚を覚えますが、その概念は少しも新しいものではありません。それは、例えば近江商人に古くから伝わる商道徳「三方良し」や、P.ドラッカー氏1946年の著書『企業とは何か』を紐解けば明白だと感じます。では何故、近年になって「CSR」が声高に叫ばれるようになってきたのでしょうか。
それは、ここ数十年スパンでグローバル規模での企業活動の目的が「利益」に偏重してしまった反動ではないかと思うのです。

私たちハウス食品グループの「グループ理念」は「食を通じて人とつながり、笑顔ある暮らしを共に創るグッドパートナーをめざします。」と云うものです。これは、一企業市民として果たすべき「3つの責任」(お客様に対して、社員とその家族に対して、社会に対して)を念頭に置いて制定されたものですが、その言葉には様々なステークホルダーにとって「グッドパートナーでありたい」という想いが込められているのです。私たちは、この「グループ理念」の実現こそが「企業の社会的責任」に資するものと考え、私たちにとって「CSR」という言葉は“Creating Smiles & Relationships”(「笑顔」と「つながり」を創る)の頭文字を取ったもの、と置いています。

一企業市民として

今年の3月で第五次中期計画が終了しました。この3年間“「食で健康」クオリティ企業への変革”をテーマに試行錯誤を重ねて参りましたが、その中で壱番屋、ギャバン社、マロニー社といった複数の事業会社を新しくグループに迎え入れて、グループ企業のダイバーシティは広がって参りました。またこの3年間で、雇用環境の大きな変化や社会からの要請の高まりを受けて、様々なステークホルダーに対する目配せが今まで以上に重要になってきていることも感じておりました。このようなことから、4月から新しくスタートした第六次中期計画では、「3つの責任」(お客様に対して、社員とその家族に対して、社会に対して)の全てに於いて「クオリティ企業」に変革して行くことを目指して参ります。
「社会に対して」の取り組みでは、人と地球の健康のために2つのテーマに取り組んで参ります。一つは、一企業市民としてやらなければならないこととして「循環型モデルの構築」というテーマの中で、CO2削減、廃棄物抑制、持続可能な調達に取り組んで参ります。2つ目は食を生業とする企業だからこそ出来ることとして「健康長寿社会の実現」というテーマの中で、健全な食習慣の実現と健康ソリューションの提供に取り組んで参ります。
「社員とその家族に対して」の取り組みでは、「ダイバーシティの実現」のシングルテーマとしております。日本の生産年齢人口は1995年をピークに既に20年以上減少を続け、現在至る所で雇用に関わる問題が表面化しております。今私たちに出来ることは、働くことが可能な人的資源を、ジェンダー、年齢、国籍、障がいの有無を問わず最大限有効に活用することです。「ダイバーシティの実現」無くしては、企業も日本も成り立たなくなると感じております。同時に、私たち固有の問題として、ここ数年でグループ企業のダイバーシティが広がる中で、多様性を尊重する風土を醸成することはハウス食品グループの喫緊の課題となっています。「ダイバーシティの実現」というテーマの中で、「働き方変革」と「多彩な人材と活躍の場創り」を推進して行くことで生産性の向上を図り、社員としては「個人の成長と豊かな生活」、企業としては「イノベーションの創出とグループの成長」と、双方のメリットの実現に向けて取り組みを推進して参ります。
今後も国内市場の成熟化や国際情勢の不確実性の高まりなど、予断を許さない状況が続くものと思いますが、その中でハウス食品グループがこの先百年・二百年と、社会の中で存続して行くために、私たちを取り巻くステークホルダーの方々にとって「グッドパートナー」であり続け、一企業市民として持続可能な社会の実現に向けて微力ながら貢献していけるよう、鋭意取り組んで参ります。
今年度のレポートは、ハウス食品グループが、これまで大切にしてきた「変えてはならないもの」と「変えていかなくてはならないもの」をテーマに、ハウス食品グループが、またグループ各社が、様々なステークホルダーの方々にとって「グッドパートナー」であるために試行錯誤を重ねている「CSR」の取り組みを、一部ではありますが紹介しております。是非、お目通し頂き、私たちの事業活動にご理解を賜れれば幸甚に存じます。

グループ理念

食を通じて人とつながり、笑顔ある暮らしを共につくるグッドパートナーをめざします。

時代によって食のカタチが変化しても、変わらない食のチカラがあります。
食のチカラは、人を育み、人をつなぎ、人を笑顔にします。

私たちハウス食品グループは、食を通じておいしさと健康をお届けし、人とつながり、人と人をつなげたい。
絆やぬくもりを大切にして、すべてのステークホルダーと共に笑顔ある暮らしをつくりたい。

常に新しい価値を創造しながら。

家庭の食卓はもちろん、外での食事、さらに世界でも。
食に関わるすべてのシーンへ。

お客さまの笑顔を、社員とその家族の笑顔を、そして笑顔あふれる社会を共につくるグッドパートナーをめざします。

ハウスの(こころ)

社是

誠意 創意 熱意 を持とう。

ハウス十論

  • 一、自分自身を知ろう
  • 一、謙虚な自信と誇りを持とう
  • 一、創意ある仕事こそ尊い
  • 一、ハウスの発展は我々一人一人の進歩にある
  • 一、ハウスの力は我々一人一人の総合力である
  • 一、給与とは社会に役立つ事によって得られる報酬である
  • 一、世にあって有用な社員たるべし、又社たるべし
  • 一、有用な社員は事業目的遂行の為の良きパートナーである
  • 一、社会にとって有用な社である為には利潤が必要である
  • 一、我々一人一人の社に対する広く深い熱意がハウスの運命を決める

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