Xで発信している“爆速レシピ”が「簡単でおいしい!」と話題の、料理研究家 リュウジさん。フォロワー数は、なんと100万人を超えています(2020年1月現在)。そんなリュウジさんに、「おいしい家族育」の実践のヒントとなるお話を伺いました。その内容を3回にわたってお届けします。記事の最後では「魅惑のカマンベール焼きカレー」のレシピもご紹介!
「家族は食卓を共にすべき」家族には、そう言われてきました。というのも、うちの家族はみんな個性が強くて(笑)。普段の生活ではコミュニケーションもままならなかったんです。それでもうまくやっていけたのは、食事を一緒にしていたからだと思います。僕は食に支えられてきたといっても過言ではなく、食事や料理はコミュニケーションツールの1つだったんです。
そういう原体験があるので、「自炊人口を増やしたい」という気持ちが強くあります。まぁ僕のエゴといえばそれまでなのですが・・・。でも食は万国共通ですし、自炊ができて決して損はない。だから何と言われようと、自炊の楽しさをもっともっと広めたいと考えています。
これから料理を始めようという人たちに、できるだけ寄り添いたい。それが僕の信念です。ですからレシピでは特別な材料を指定しないようにしているんです。その材料が無いからつくれない、となっては本末転倒ですからね。
ありきたりの材料でもおいしく食べられる料理法をお伝えするのが、料理研究家の使命だと思っています。
それから楽しく作ること。料理というのは、掃除や洗濯と違い、こだわりがあったり、非常に嗜好性が強いものです。料理の大変さは、メニューを考えることから始まります。なので、好きなものを作るのは、作る側の特権。やらされている意識になると、途端に楽しくなくなってしまいます。
もし「自分が食べたいもの」であれば、自分で作れるようになればよいと思っています。家族でもそういった分担をしていけば、料理に対する罪悪感も、プレッシャーも薄れて、楽しくできるのではないかと思っていますね。
ただ料理に慣れていないと、茹で過ぎたり、焦がしてしまったりと、失敗は付きもの。結局コンビニに走り、何百円というお金を損するのでは、やる気も失せてしまいますよね。僕も若い時は経済的に苦労しましたので、その気持ちはすごくわかるんです。だからできるだけ失敗せず、簡単にできる“爆速レシピ”をスローガンに掲げています。
「これから料理をしてみたい!」という人には、まずはレシピ通りに、そして失敗を恐れずに料理をしてもらいたいですね。
もう1つ、自炊を広めたい理由があります。僕はゲームや音楽などの趣味が偏っているので、そこから話が広がることが少ない。でも食はみんなに共通の話題ですから、少し仲良くなれば「料理しますか?」と聞くこともあります。
料理ができれば、絶対に夫婦間でも会話が増えると思うんですよね。「こうしたらおいしくできた」とか「今度これに挑戦しようと思ってる」とか、共通の話題があることで会話はぐんと増えるはず。コミュニケーションを増やすという意味でも、自炊をする人を増やしたいと考えています。
耐熱の皿にご飯200gを盛り、プロ クオリティ ビーフカレー1袋をかける。
ソーセージ二本を散らし、横半分にしたカマンベールを乗せ オーブントースターで8分焼くだけ
「簡単なのに旨すぎる!」「真似してみたいアレンジ料理!」SNSでご自身のレシピを多数掲載し、「バズ料理研究家」として有名に。
今、大人気の料理研究家です。
「やみつきバズレシピ」「クタクタでも速攻でつくれる! バズレシピ 太らないおかず編」等多数の書籍を出版しており、第5回、第6回レシピ本大賞を連続入選中。 著書累計発行部数は30万部を突破。
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