ハウス食品グループ長期環境戦略2050

ハウス食品グループ「人と地球の健康/循環型モデルの構築」の変遷

ハウス食品グループは、2018年から中期計画に「社会への責任/人と地球の健康」を設定し、「人と地球の健康」のために限りある資源の有効活用をはじめとする「循環型モデルの構築」をテーマに掲げ、環境投資判断基準導入や持続可能な原材料への切り替えなどに取り組んできました。
そして取り組みを進めるなかで、ハウス食品グループは様々なステークホルダーにとっての「グッドパートナー」により近づくため、第八次中計では「社会への責任」に関する取り組みをさらに加速させたいと考えました。そこで、「社会への責任」において2050年までの長期スパンで実現したい姿を明確化すべく、2050年を見据えて当社グループが解決すべき重要課題を特定し、「バリューチェーン全体で考えて、自社の企業活動に伴う外部不経済を解決していく」という考え方を大事にしながら議論を重ね、今般、「ハウス食品グループ長期環境戦略2050」として取りまとめました。ハウス食品グループは、食を通じておいしさと健康をお届けする企業として、自然の恵みを守り、価値を生み出し続ける独自の【循環型モデルの構築】を目指します。

ハウス食品グループ「人と地球の健康/循環型モデルの構築」の変遷
ハウス食品グループ「人と地球の健康/循環型モデルの構築」の変遷

ハウス食品グループ長期環境戦略2050

ハウス食品グループ長期環境戦略2050
ハウス食品グループ長期環境戦略2050
ハウス食品グループ長期環境戦略2050

重要課題(マテリアリティ)の特定…「気候変動への対応」「資源循環社会の実現」

ハウス食品グループ長期環境戦略2050にて取り組むべき重要な環境課題の特定に取り組みました。
まずは、GRIスタンダードやSASBといったグローバルなステークホルダーの視点や同業他社の視点から、環境分野において検討すべき「リスク」「機会」を抽出しました。
その上で、自社グループ事業とステークホルダー(社会)の観点から影響度の大きさを評価し、優先的に取り組むべき環境分野の重要課題を特定しました。
具体的なSTEPは以下の通りです。

重要課題(マテリアリティ)の特定…「気候変動への対応」「資源循環社会の実現」
重要課題(マテリアリティ)の特定…「気候変動への対応」「資源循環社会の実現」

マッピングより、両軸で影響度の大きいテーマを集約し、「気候変動への対応」と「資源循環社会の実現」を重要課題と整理しました。
「水資源」は、洪水等の異常気象による操業リスクと水資源の持続的な利用による枯渇リスクがあり、前者は気候変動、後者は資源循環社会と関連があることから、2つの重要課題のいずれにも含まれる形で重要課題を設定しています。