ハウス食品グループは、“お客様を笑顔にしたい”というハウス食品グループの想いと、夢と魔法でいっぱいの東京ディズニーランド®との親和性の高さから、1983年の開業以来40年にわたり東京ディズニーランドの、そして2001年からは東京ディズニーシー®のオフィシャルスポンサーとして共に歩んできました。
卒業・入学祝いや、ハロウィーンのキャンペーンなどで東京ディズニーリゾートへのご招待を行ってきましたが、2023年2月11日には、「東京ディズニーリゾートでスパイスづくり体験ができる『スパイスセミナー』」を、東京ディズニーランドホテルにて初開催。スパイスに魅了された、たくさんの方にご参加いただきました。
ハウス食品グループ本社 広告統括部 企画制作課の坂野結紀さんに、今回のイベントを企画した想いや、過去に東京ディズニーリゾートで行ってきたイベントについてお話しを伺いました。
前編ではスパイスセミナー当日のイベントの様子を、後編では過去に行ったさまざまな取り組みについてお届けします。
ハウス食品グループ本社株式会社 広告統括部 企画制作課 坂野 結紀
1999年ハウス食品入社。2013年の分社化まではマーケティング室 広告制作課に所属。
2013年10月より現部署に配属。マーケティング室時代より、ディズニー関連業務に携わる。ディズニーコンテンツを活用した企画を中心に、お客様の笑顔につながる活動を推進している。趣味はライブハウス通い。“推し活”から日々の元気を得ている。
イベント当日、約100名のスパイスセミナー参加者が東京ディズニーランドホテルに集まりました。
ディズニーの世界観に包まれたきらびやかな会場の雰囲気に興奮ぎみの参加者のみなさんでしたが、シナモンスティックで混ぜて飲む、ウェルカムドリンクのシナモンミルクティーの香りに、ホッと心癒やされたご様子。
イベントの開始前からスパイスそのものに触れていただくという演出で、参加者のみなさんも一気にスパイスの世界に引き込まれていました。
今回のイベントは、「ハウス食品グループPRESENTS スパイスセミナー」と題して、スパイスの世界をより深く知ってもらうために開催されたもの。ハウス食品が運営する「スパイスブログ」などで参加者の募集を行い、応募者の中から抽選で約100名の、「スパイスのことをもっと知りたい!」というスパイス好きの方にご参加いただきました。
今回のイベントを企画したきっかけを坂野さんに伺いました。
「これまでにハウス食品グループが主催するスパイスセミナーを、さまざまな場所で行ってきましたが、ディズニーホテルで実施するのは今回が初めてになります。東京ディズニーリゾートは40年にわたり、エンターテインメントをはじめとしたさまざまな体験を通して、多くの人を笑顔にしてきました。そこで私たちも、スパイスの奥深い世界を知ってもらい、食を通して、毎日を健康に楽しく過ごすお手伝いができればと思い、今回人を笑顔にするプロフェッショナルである東京ディズニーリゾートの場を借りて、スパイスセミナーを実施することになりました」(坂野さん)
スパイスセミナーでは、ハウス食品グループのスパイスマスター堀井志郎さんが案内人となり、スパイスの歴史や役割、さらに代表的なスパイスの使い方を詳しく解説。参加者のみなさんのテーブルには、数種類のホールスパイスが用意され、それを実際に触ったり、香りをかいだりして、五感を使ってスパイスの奥深い世界を体感していただきました。
なかでも堀井さんがスパイスの香りを引き出す方法を伝授するコーナーでは会場から歓声が上がりました。堀井さんに教えてもらった通り、手のひらでスパイスを叩いてから匂いをかぐと、鮮烈な香りが立ち、参加者のみなさんは驚いた表情に。
「堀井の合図で魔法をかけるような効果音を流し、みなさんにスパイスの香りの変化を確認していただく演出をしたのですが、このイベントの命運はこのシーンにかかっていましたね(笑)。私もドキドキしました。お客様の驚きの表情や楽しそうな表情を見ることができて、すごくうれしかったです」と坂野さん。
そしてイベントの目玉となる「ガラムマサラ」づくり体験では、テーブルに置かれた『GABAN®』の4種類のスパイスのそれぞれの特徴と基本の配合が紹介され、参加者のみなさんにはそれぞれ自分だけのマイ・ガラムマサラづくりを楽しんでいただきました。
ガラムマサラは、数種類のスパイスをブレンドしたもので、カレーの仕上げに振りかけると本格的な風味になります。スパイスの配合によって、味わい、香りや辛さを自由に変えられるとあって、みなさん、真剣そのもの!つくったマイ・ガラムマサラを、その後に提供される料理に振りかけて食べるという、スペシャルな演出にも心躍ります。
今回のランチパーティーで提供されたメニューは、東京ディズニーランドホテルの谷原総料理長が試行錯誤してつくりだした、今回だけの特別なランチコース。スパイスセミナーでつくったマイ・ガラムマサラを振りかけたり、カレーパウダーを使ったソースが楽しめたりと、スパイスを活かした料理が登場しました。
イベント終了後のアンケートでは、「とても魅力的で楽しく学べた。たくさんの人にスパイスを知ってほしいと思った」「自分の知らないところでスパイスを使っていたことや、スパイスの使い方を知れたのでとても満足」「家に帰ったらスパイスからカレーをつくってみようと思いました!」と、“スパイスのことを学べて楽しかった”という感想を多数いただきました。
今回のイベント開催にあたり、ディズニーの世界を楽しむように、“スパイスの世界を堪能していただく”という点を特に意識したという坂野さん。
「ディズニーのファンタジックな物語に入り込んだかのように、イベントを通してスパイスの世界観にどっぷり浸ってほしいという思いが強くありました。ウェルカムドリンクのシナモンミルクティーにはじまり、セミナーでスパイスのことを学んだ後に、実際にその知識を活かしてスパイスをつくり、最後に料理にかけてスパイスを味わうという、一連のストーリーにすることで、みなさんの記憶に残る1日にしていただきたかったんです。イベントの後はパークで遊んでいただき、ハウス食品グループが協賛する東京ディズニーランドの『ハングリーベア・レストラン』、東京ディズニーシーの『カスバ・フードコート』の料理も楽しんでいただけるよう、パークチケットとお食事券もプレゼントさせていただきました。おみやげにはターメリックやクミンなど、4種類のスパイスをはじめ、スパイス製品の廃棄原料で作ったオリジナルのクレヨンもご用意して、自宅でもスパイスの世界をさらに追求してもらえるように工夫しました。五感を刺激する体験の中に楽しい思い出が加わると、記憶に残りやすいと思うので、いつまでも心に残るようなすてきな1日になれればうれしいです」(坂野さん)
後編ではハウス食品グループが東京ディズニーリゾートで行ってきたさまざまな取り組みについて紹介していきます。
取材日:2023年2月
内容、所属等は取材時のものです