インテグリカルチャーとの培養肉に関する共創

ハウス食品グループは、「循環型モデルの構築」を目指し、CO2削減、廃棄物削減、持続可能な調達に取り組んでおります。 その中で、将来的なタンパク源不足の解決と循環型社会の形成を目的として、CVCより細胞培養関連分野の先進企業であるインテグリカルチャーへ出資し、同社が中心となっている「CulNetコンソーシアム」に参画し、他の参加企業も含め共同研究を行っています。
2050年には世界人口が100億に達し、エネルギー、飼料、土地、水などの枯渇により、これまでの方式ではタンパク質供給が追いつかなくなると試算されております。すでに植物由来や昆虫食などの代替タンパク質が商品化され認知が広がってきていますが、より本物らしい食肉の生産方法として細胞培養による培養肉が注目され、各国で開発が進んでいます。しかしながら、コスト面、安全面、製造規模面において、まだ解決すべき課題が山積しています。
ハウス食品グループは、グループの強みを本コンソーシアムで発揮し、これらの課題解決につなげたいと考えています。現在は、細胞培養時の足場材料の選定や出来上がった培養肉の加工における課題について、インテグリカルチャー社ならびに同コンソーシアム参画企業とともに取り組み中です。

インテグリカルチャーとの培養肉に関する共創