2023年12月15日(金)

洋風、和風だけでなく、スイーツ風にも!
スマイルボールのおいしさを活かすレシピをご紹介します
(連載3/3)

こんにちは。フードコーディネーター&ライターの浅子百合です。
札幌の居酒屋「せいすスタンド」さんで、スマイルボールを使った「サバサラ」と出合い、玉ねぎのイメージがすっかり変わりました。水にさらさなくても辛みがほとんどなく、甘みがあるスマイルボールは、生で食べることがおすすめですが、今回は電子レンジで熱を入れたり、焼いてみたりと、いろいろな食べ方を試してみました。ぜひ、みなさんもスマイルボールのレシピに挑戦してみてください。

今回作ってみたかったもののひとつが、ごはんとスマイルボールのマッチング。水にさらさなくても辛みがほとんどなく、しかも甘みを感じるくらいのスマイルボールなので、ごはんにだって合うはず。だから、作っちゃいました!
ごはんをお茶碗に盛ったら、高菜をご飯が2/3程度隠れるくらい上に敷きます。その上にスマイルボール1/4個をスライスしてのせます。仕上げにかつおぶしをひとつまみほどかけてできあがり!お好みでほんの少し醤油を上からかけてもおいしくいただけます。高菜の辛みにスマイルボールの甘み、かつおぶしの香ばしさがちょうどよく、ごはんが進んじゃいますよ。シャキシャキとした食感も心地よいです。

バゲットにも合うのがスマイルボールのいいところ!ちょっとスイーツっぽく食べてみたいので、マスカルポーネチーズにはちみつも合わせてみました。
スマイルボール1/6個をスクエア型に切っておきます。種なしプルーン3個を小さくカットして、スマイルボールとともにマスカルポーネチーズ40gと一緒に混ぜます。バゲット3枚を軽く焼いて、混ぜたマスカルポーネチーズをのせ、上からはちみつをお好みの量でかけてでき上がり。スマイルボールとはちみつの甘みと、マスカルポーネとプルーンの爽やかな酸味が絶妙です。プルーンを干しぶどうに変えてもおいしくいただけます。

スマイルボールに熱を加えても、その甘みはしっかり感じられます。電子レンジを使って簡単な和食のお惣菜「だし風味のスマイルボール塩こんぶのせ」を作ってみました。スマイルボール1/3個をくし形に4つに切ります。耐熱のお皿に並べて、白だし大さじ1を30㏄の水で割ったものをかけます。軽くラップをして電子レンジで約1分(500W)加熱したら、スマイルボールを反対側にして置き、さらに1分ほど加熱します。できたものに乾燥小エビを散らし、スマイルボールの上に塩こんぶをのせて完成です。乾燥小エビと塩こんぶはお好みで量を加減してください。さらに、かつお節をかけてもおいしいです。
だしがしみて旨みもアップしたスマイルボールに、塩こんぶの塩味がおいしさを引き立ててくれます。ちょっと手間をかけるなら、塩こんぶと梅干を小さく切って、かつお節と和えます。それを上にのせて食べてもGOOD!

もうひとつ、洋風の主菜にもなる「スマイルボールを味わう にぎらないハンバーグ」を作ってみました。まずはスマイルボールを輪切りにします。今回は4枚用意しています。熱したフライパンにサラダオイルをひいて、塩・こしょうを振ったスマイルボールを置き、軽く焼き目がついたらひっくり返して同じように焼きます。スマイルボールを取り出し、お皿の上に4枚並べておきます。同じフライパンで、豚ひき肉200gを炒めます。塩・こしょう、あればナツメグを振って、パラパラになるようにして、よく火を通します。最後にコーンをお好きなだけ入れて、混ぜながら温める程度に炒めます。お皿に並べたスマイルボールの上に炒めた豚肉を均等に盛りつけます。同じフライパンを再度火にかけ、赤ワインを大さじ1程度入れてアルコールを飛ばします。そこに、ケチャップ大さじ6、中濃ソース大さじ1、水大さじ1、はちみつ小さじ1、コンソメひとふりを入れて温めながら混ぜ合わせてソースを作ります。できたソースをお皿のひき肉の上にかければできあがり。スマイルボールごと取り分けて、いただきます。お肉と別で焼いているので、スマイルボールの甘みがダイレクトに伝わり、味わい深い!フライパン1つで作ることができ、にぎらないので手も汚れず、時短にもなりますね。ソースをサンバルに変えればエスニック風になり、また違った味わいを楽しめます。お酒のおつまみにも良さそうですよ。

スマイルボールを使ったレシピをいろいろとご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?今回は、しっかり分量を計ってきちんとつくるものより、気軽に、食べることを想像しながら自分好みで仕上げられるものを紹介しました。
ぜひ、スマイルボールを使ったお料理を、ご家庭でも試してみてください。

浅子百合さん

浅子百合(あさこゆり)

フードコーディネーター、編集プロダクション・株式会社クレッシェント代表取締役。
旅行会社、広告代理店、編集プロダクションを経て、起業。『ことりっぷ』『栄養と料理』などの企画、編集、ライティングを行う。最近ではスパイスカレー、手作りベーコンで日本・台湾においてイベント出店も行っている。

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