浅子百合(あさこゆり)
フードコーディネーター、編集プロダクション・株式会社クレッシェント代表取締役。
旅行会社、広告代理店、編集プロダクションを経て、起業。『ことりっぷ』『栄養と料理』などの企画、編集、ライティングを行う。最近ではスパイスカレー、手作りベーコンで日本・台湾においてイベント出店も行っている。
2023年11月16日(木)
こんにちは。フードコーディネーター&ライターの浅子百合です。
前回の札幌市にある「せいすスタンド」さんのサバサラの記事は読んでいただけましたか?まだの方は、ぜひ、こちらからアクセスしてみてください。前回に引き続き、スマイルボールを使った「サバサラ」を紹介します。
「せいすスタンド」さんで、正統派の「サバサラ」をいただいて感激した私は、早速自宅で「サバサラ」を作ってみました。
今回はアレンジを加えて、和食でも、洋食でも、エスニック料理でも楽しめるメニューを考えています。デザイン性の高い缶詰を使えば、ホームパーティでも大活躍。その意外性に、家族やお友だちからも驚きの声が出そうです。
缶詰をそのまま容器に使用する場合は、事前にアルコールで拭き取りをしたり、よく洗ったりしてから使ってくださいね。
まずはサバの水煮缶を使って一品
スマイルボール1/3個をスクエア状にカットして、きゅうり1/2本と同量のいぶりがっこを小さめのダイス状に切ったら、混ぜ合わせておきます。いぶりがっこの代わりに、たくあんを利用してもおいしくできますよ。青じそ3枚程度をせん切りにして準備完了。水煮缶の水を切って、お皿の中央に置きます。周りにきゅうりといぶりがっこをちらし、スマイルボールを水煮缶の上からたっぷりと盛り付けます。その上からごま油大さじ1弱をまわしかけ、青じそと白ごまをあしらってできあがり!
テーブルに運んだら、そこでサバ缶をひっくり返して中身をすべてお皿に空け、豪快に混ぜ合わせていただきます。
スマイルボールの甘さときゅうりの清涼感、いぶりがっこの香ばしさがあいまって、箸がどんどん進みますよ。シャキシャキ、カリカリ感もあって、食べ応えもあります。お酒を飲む方には、いいアテになること間違いなしです!
お次は、サバ缶から離れていわしの水煮缶を使います。こちらは「せいすスタンド」さんで教えてもらった通り、マヨネーズをあしらってみました。スマイルボール1/2個をスクエア状に切り、しょうが1かけを粗みじん切りにしておきます。いわし缶を開けたら缶の中の汁を切って皿の中央に置き、その上にマヨネーズをお好みの量でかけます。缶の上からスマイルボールをたっぷりのせて、上からしょうがをかけ、ごま油小さじ2程度を風味付けに回しかけ、最後に白ごまをふってできあがりです。お好みで一味をかけてもおいしいですよ。
さばもおいしいですが、いわしで作ってもGOOD。いわしは小骨が多いので、お子様向けにはサバ缶の方が食べやすいかもしれません。好みに合わせて、使い分けてみてください。スマイルボールといわしの相性もぴったりで、そこにしょうがとごま油の風味がエッセンスを加えてくれます。
こちらはいわしを使っているから、「いわサラ」ですね。
さらに手軽に作れるツナ缶でもアレンジ。ツナ缶の汁を切ったらボウルに空け、スクエア状にカットしたスマイルボール1/4個と、マヨネーズ大さじ1程度、塩、コショウで味を調えます。あれば乾燥パセリなどをかけて、ポテトチップスにのせて食べるのもおいしいですよ。この大きさでも、スマイルボールだからこそ辛みもなく、ほんのりした甘みとツナ缶がぴったり。おうちに常備している方も多いと思うので、さっと作れて便利です。「ツナサラ」もぜひ、試してみてください。
たっぷり野菜と一緒にいただく「洋風サバサラ」はいかが?
スマイルボール1/2個をスライスして、好きな野菜を食べやすい大きさにカット。今回は、グリーンリーフにトレビス、ベビーリーフなどを使ってみました。サバ缶の汁を切って、お皿の中央に置いたら、スマイルボールをたっぷりかけて周りに野菜をあしらいます。ドレッシングもいいけれど、市販のバジルソースをかけて、いただくのもオススメです。バジルの香りがさわやかに、スマイルボールやさばとの相性も良いので、ワインともぴったり!お好みで、オリーブやケッパーを一緒に和えてもいいですね。
このメニューで使うサバ缶は、おしゃれなものを使うと、グッと雰囲気が変わります。ホームパーティの一品としても、いいですね。
「洋風サバサラ」を作ったら、今度は「エスニックサバサラ」にも挑戦してみたくなりました。ここはシンプルに、スライスしたスマイルボール1個に、お好みの量のざく切りしたパクチーを加えて混ぜ合わせておきます。今回は、トマト味のサバ缶を使用。缶の中身を小皿に盛って、お皿の中央に置き、周りにスマイルボールとパクチーをたっぷり。ソースには、私の大好きなチリペーストのハリッサを使ってみました。お好みで、食べる直前にレモンを絞りかけるのもおすすめ。酸味と辛みの効いた異国情緒たっぷりのサラダに仕上がります。ハリッサは、唐辛子ベースのクミンやガーリックが入った万能調味料で、このサラダにもぴったり。オリーブオイルと混ぜて少しゆるめると使いやすいです。
いろいろなタイプの「サバサラ」をご紹介しましたが、いかがでしたか?どれも、辛みがほとんどなく、しかも甘みを感じるほどのスマイルボールだからこそのメニューです。すべてのメニューが火を使わず、簡単にできるものばかり。分量も自分好みの量で自由に作ってみてください。玉ねぎも水にさらす必要のないスマイルボールが、味わいにも、時短調理にも、大活躍です!
次回は、スマイルボールを使って少し冒険をしてみます。
スマイルボールで、スイーツも⁉というメニューもご紹介しますね。お楽しみに!
浅子百合(あさこゆり)
フードコーディネーター、編集プロダクション・株式会社クレッシェント代表取締役。
旅行会社、広告代理店、編集プロダクションを経て、起業。『ことりっぷ』『栄養と料理』などの企画、編集、ライティングを行う。最近ではスパイスカレー、手作りベーコンで日本・台湾においてイベント出店も行っている。