食物アレルギーについて、ハウス食品グループがお伝えしたいこと ひとつのお鍋で、家族をひとつに。

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赤城智美さんコラム

食物アレルギーについて、赤城さんご自身の経験をもとにさまざまなエピソードをご紹介いただきます。

赤城智美さんコラム Vol.01 心配はカルシウムのこと

子どもが3才の頃、卵、乳成分、小麦に加えて、一時期大豆や青魚にも激しい症状を起こしてしまったことがありました。このときは、「栄養のバランスが悪くなるのではないか」「身長が伸びなくなってしまうのではないか」と心配になりました。根拠があったわけではないのですが、周りの人にそういったことを言われて不安になったのです。当時の主治医は「穀類や肉を食べているし、青魚以外は食べることができるから心配ない」と励ましてくれたのですが、何かせずには気持ちが落ち着かず、鰹節粉を味噌汁や野菜妙めに毎日のように入れていました。サラダには小じゃこを入れ、カルシウムを多く含む小松菜をいつもメニューの中に入れていました。

幸い、大豆と青魚は1年半ほどで再び食べることができるようになり、小学3年生の頃になると、乳成分はヨーグルトやバターが食べられるようになっていました。それでも成長期の子どもの栄養バランスが心配で、このカルシウム補給のメニューは子どもが高校を卒業する時まで続けました。大豆が食べられるようになってからは、「高野豆腐としいたけ、ニンジンの煮物」「高野豆腐のこま切れと野菜の妙めもの」「がんもどきと大根の煮物」などもカルシウム補給のための定番に加わっていました。

「サクラエビとにんにく入りのチャーハン」「モロへイヤと玉ねぎのスープ」「水菜とベーコンのサラダ」を食べ、おやつには「小さな煮干しのバター炒め」も食べていました。ビタミンDをいっしょに摂るとカルシウムの吸収がよくなると聞き、えのき、しめじ、舞茸、エリンギは何にでもいれました。これはもうごはんを作るときの癖のようになってしまいました。魚に含まれるカルシウムはほとんどが骨に集まっていて、骨を食べたほうが効率がいいので小魚をずいぶんたくさん食べましたが、あるとき鰻屋さんの店頭でウナギの骨を焼いたものを見つけ、とてもおいしかったので、その後はそれもおやつに加わりました。

認定NPO法人アトピッ子地球の子ネットワーク 事務局長 専務理事

赤城 智美(あかぎ ともみ)さん

1993年にアトピッ子地球の子ネットワークを設立。電話相談を活動の柱の一つにおいて患者の支援を続けている。食物アレルギーやアトピー性皮膚炎がある人を対象に開催する「一番厳しくアレルゲン除去をしている人と同じ食事を100人全員で食べる」環境教育キャンプは2016年で22回目。電話相談窓口の開設サポートや、学校、自治体、食品企業、生協の地域グループなどから依頼を受けての講演にも取り組む。