食物アレルギーについて、ハウス食品グループがお伝えしたいこと ひとつのお鍋で、家族をひとつに。

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特定原材料7品目不使用シリーズ

食物アレルギーのある方も、そのご家族もみんなでいっしょに食べられる、
「特定原材料7品目不使用シリーズ」をご紹介します。
ハウス食品グループの公式マスコット「リンゴキッド」が、商品に込めた思いを
企画・開発部署の部長、佐久間 淳(さくま あつし)さんに聞きました。
※所属・役職は取材当時のものです。

そもそも特定原材料7品目ってなに?

 

 

アレルギーを起こしやすいとされる原材料のうち、発症数や重篤度(症状がどれくらい重いか)の観点から表示が義務づけられた7品目のことだよ。具体的には小麦、乳、卵、ピーナッツ(落花生)、そば、えび、かにの7つですね。これらの原料を使わずに作った商品が「特定原材料7品目不使用シリーズ」なんだ。

 

実際に作るのは大変だったの?

ラクではなかったね(笑)。小麦や乳を使わずにカレーやシチューをおいしく作るのはなかなか難しいんだよ。特にカレーらしい自然なとろみを出せるようにいろんな原料を試したんだ。コーンスターチだけではみたらし団子のタレのようなとろみになったり、米粉だけだとボテボテのとろみになったり・・・ぴったりなとろみを探し出すのに苦労したよ。通常の開発だとだいたい150ほどの試作品を作るのだけど、この商品は500以上もの試作を重ねて、ようやくそれぞれのブランドの味にたどり着いたんだ。

 

アレルゲンの混入はどうやって防いでいるの?

 

 

製造工程に特定原材料7品目のアレルゲンが入り込まないように、このシリーズのためだけに設置した専用のラインで作っているんだよ。器具や工具、コスチュームなどもライン専用のものを使用しているよ。コスチュームはクリーニングも他とは別にしているんだ。アレルゲンは一度製造ラインに混入してしまったら大変なので、できる限りのことを尽くして工場一丸で厳重に混入を防止しているんだよ。

 

パッケージの表示にも工夫しているんでしょ?

食物アレルギーの方の誤食を防ぐためにも、原材料表示をわかりやすくする努力は絶えず取り組んでいかなければいけないものだと思っているんだ。

今回の商品についても、食物アレルギーに詳しい方や食物アレルギーの方にご意見をいただいて、参考にさせてもらったんだ。お子さんでもパッと見てわかるように、アレルゲンをイラストでかわいらしく、そして目立つように表示しているんだよ。ほら、わかりやすいでしょう?

※製品パッケージは発売当時のものです。

 

いろんな思いが込められた商品なんだね。

 

 

苦労が大きかった分、愛着の強い商品だね。食物アレルギーの方も食物アレルギーでない方も、みんなでいっしょにおいしく食べてほしいですね。食物アレルギーのお子さんやご家族の方は、アレルゲンに配慮して日々の食事を考えていると思うんだ。食品メーカーとしてできることは大きくないかもしれないけれど、皆さんが安心して食べていただける商品をお届けしたいですし、みんなが笑顔になれるような機会をお届けできたら私もうれしいですね。

 

食べたみんなは喜んでくれた?

「今まで食べられなかったメニューを嬉しそうに食べている子どもを見て、涙が出るくらいうれしかった」という声もあったんだ。とってもうれしかったよ。あと「特定原材料不使用と思えないくらいおいしい」という声は、開発者冥利に尽きます。このような声は現場でも本当に励みになるよ。今後もおいしい商品をお届けしていきたいですね。

 

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