廃棄物の削減・リサイクルの推進

ハウス食品グループは、地球環境の大切さを十分認識し、環境に配慮した企業活動を通して、恵み豊かな地球の存続に貢献していきます。

工場の取り組み

国内の工場における廃棄物削減

2014年度に国内の工場から排出された廃棄物量は8,810トンとなり、2011年度と比較して7.8%削減しました。削減した主な原因は、生産数量の減少によるものです。

廃棄物はリサイクル率82.2%となりました。今後さらにリサイクルを推進していきます。

図:国内のハウス食品グループ生産部門における廃棄物量およびリサイクル率の推移

海外の工場における取り組み

2014年度に海外の工場から排出された廃棄物量は16,100トンとなり、2011年度と比較して19.3%増加しました。増加した主な原因は、生産量増加によるものです。廃棄物のリサイクル率は99.6%になり、ほぼすべての廃棄物を飼料などにリサイクルしています。

図:海外のハウス食品グループ生産部門における廃棄物量およびリサイクル率の推移

廃棄物処理委託先への定期的な視察の実施

工場や研究所では、排出する産業廃棄物の収集運搬、中間処理、最終処分の委託先に毎年1~2回訪問し、契約書通り適正に処理が実施されていることの確認を行っています。各工場の担当者が直接訪問し、社内の要領書とチェックリストにもとづき確認を行います。是正すべき内容が発見された場合は、両社の話し合いにより速やかな改善を図っています。

訪問視察を定期的に実施

訪問視察を定期的に実施

使用済みの麻袋をリユース

カレーパウダーの原料であるスパイスは、麻袋に入って納品されます。麻には、雑草抑制効果、防虫効果があるうえ、自然素材のため最終的に土に還り廃棄物になりません。
奈良工場ではこの麻の特性を活用したいと、大和郡山市役所地域振興課に相談。「JAならけん」の協力で農家の皆さまにお届けし、田畑に敷いていただいています。その効果の高さから大変好評で、多くの農家の方からご要望をいただいています。

田畑で有効活用されている使用済み麻袋

田畑で有効活用されている使用済み麻袋

水の使用量約4,000トン削減………サンハウス食品

レトルトカレーの具材を運ぶ容器は洗浄機で「予備洗浄」「洗浄」「すすぎ」の3段階で行われます。その3段階すべてを清水(地下水濾過したもの)で行っていましたが、他の工程で排水されている冷却水で「予備洗浄」と「洗浄」行い、最後の「すすぎ」は、今まで通り清水を使用するように変更しました。
衛生面でも問題ないことを確認し、1年間で約4,000トンの清水の使用量を削減することができました。

水の使用量約4,000トン削減

オフィスの取り組み

オフィスにおける廃棄物削減

オフィスにおいては、両面印刷の推進や試作食材の無駄のない発注、さらには排出されるゴミの量を計量してチェックするなど、廃棄物削減に対する意識が徹底されています。2014年度は2011年度と比較して24%削減することが出来ました。
2015年度についても新たな目標を設定し、オフィスの廃棄物量削減に取り組んでいきます。

図:ハウス食品グループ オフィス部門における廃棄物量およびリサイクル率の推移

分析検査でのサンプル量を削減

ハウス食品分析テクノサービスでは、ハウス食品の工場に納品される原料の受け入れ検査を行っています。微生物検査をするサンプルは少量で足りるにもかかわらず、キログラム単位で納入されていました。そこで、ハウス食品グループ本社資材部、ハウス食品各工場の資材チーム、そして原料メーカーの方々のご協力をいただき、できる限り少量で納入していただくことができるようになりました。
2010年度は、1袋5㎏で受け入れていたワサビを500gに小口化、年間では472㎏ものサンプル量を削減することができました。今後も、受け入れ検査のレベルアップを継続しながら、無駄を排除し廃棄物の削減に取り組んでいきます。

改善前と改善後(右)のサンプル

排水処理設備の改善による汚泥の削減

中央研究所、開発研究所から排出される廃棄物で最も量が多いのが、廃水処理で発生する汚泥です。廃水処理設備には脱水設備がないため、これまでは水分を多量に含んだ汚泥を年間50トン排出していました。
汚泥の水分量に着目し、汚泥を沈殿させて上澄みを廃水処理設備に戻す案が浮上。改善を進めた結果、年間50トン排出されていた汚泥を14トンも削減することができました。これは、各研究所から排出される廃棄物の10%にあたります。

廃水処理設備

廃水処理設備

廃棄物分別・計量

各事業所では、廃棄物の分別を徹底しています。また、社員自らが一日に排出したゴミを計量しています。実際に自分達がどのゴミをどのくらい出しているかを把握することで、ゴミを減らす意識を高めると同時に、分別のチェックも行っています。

廃棄物分別・計量

廃棄物分別・計量

賞味期限切れなどによる製品廃棄の削減

賞味期限などの理由から廃棄された製品は、2014年度は1,590トンとなり、2011年度と比較して27.8%削減しました。今後とも需要予測の精度向上、市場に対応した生産体制を推進し、製品の廃棄削減に努めていきます。

図:ハウス食品グループ製品廃棄における廃棄物量およびリサイクル率の推移

グループ会社の取り組み

新排水処理設備による汚泥削減

サンハウス食品では、2010年5月、新排水処理設備を建設しました。この設備により汚泥の発生量が従来比で1/3に削減できます。近隣住民の方々への配慮として、臭いの発生を抑える作用もあります。

新排水処理設備による汚泥削減

食品廃棄物処理システムの開発

デリカシェフ上尾工場では、惣菜、サラダを製造、毎日2000Kg以上の食品廃棄物が発生しています。2006年に食品廃棄物削減プロジェクトを立ち上げ微生物による処理装置を開発しました。野菜ごとの特徴を分析して適正な粉砕、加熱、オゾン処理をすることで100%処理するシステムが完成。この食品廃棄物処理システムは2013年7月に特許を取得しました。

食品廃棄物処理システムの開発