取材・文/河辺さや香
食材1つしか使わない料理、その名も“しかない料理”を得意とする料理研究家・五十嵐豪さんに簡単レシピを考案していただきました。わさび、しょうが、にんにくなど、チューブ入りで簡単に使える「ねりスパイス」を効果的に使ったメニューは、忙しいときの手軽なひとりごはんなどにおすすめです。
目次
自称・日本一料理が下手な料理研究家として、料理初心者を中心に人気を集める。食材が1つしかなくてもできる、手軽でおいしい「しかない料理」を提唱し、雑誌やテレビなど多方面で活躍中。
“しかない料理”の魅力は、なんと言っても簡単で失敗知らずということ。1番目のメニューは、トマトとごはん、それと冷蔵庫にある調味料だけでできてしまうという、超シンプルレシピです。 ざく切りにしたトマトを、粉チーズ、ポン酢で和えてごはんにのせるだけ!「気をつけるべきポイントは特にないですね(笑)。トマトがあれば、買い出しも要りません」と五十嵐さん。さわやかなトマトの酸味とチーズのコク、そしてわさびの風味がよく合います。
トマト 1個
塩 ひとつまみ
ポン酢 大さじ2
粉チーズ 大さじ1
ハウスおろし生わさび 小さじ1
ごはん 適量
次は、キャベツを使ったお好み焼きのようなふわふわお焼きです。「え、キャベツだけで美味しくできるの?」と思うかもしれませんが、めんつゆを加えることで生地自体に旨みが増し、味わい深くなります。お好み焼きソースをかけなくても食べられるくらいです。また、生姜などの和のスパイスを使うことで繊細な風味になり、全体的に上品な仕上がりになります。
「和風の味を楽しみたい方は、お好み焼きソースの代わりにしょうゆをかけるのもいいですよ。生地に火を通す時は、あまり焼きすぎないよう、ふわふわ感を意識してくださいね」(五十嵐さん)
キャベツ 1/6個
A薄力粉 大さじ6
A水 60cc
Aたまご 1個
Aめんつゆ 大さじ1
Aハウスおろし生しょうが 小さじ1
・・・お好みで・・・
お好み焼きソース 適量
マヨネーズ 適量
鰹節 適量
青のり 適量
なすを多めの油で揚げ焼きにして、調味料で和えるだけ! もう1品欲しいときの小鉢や、お酒のおつまみにちょうどよいメニューです。揚げ焼きにしたなすは、ふっくらジューシー。なすは一手間かけて縞目にむくことで、味がしみやすくなったり火が通りやすくなるなどの効果があり、あっという間に美味しさがしみわたります。食欲をそそるにんにくとみそ、鰹節によるうまみ&香りの合わせ技で、箸が止まらなくなりそう。
なす 1本
みそ 小さじ1/2
醤油 小さじ1/2
ハウスおろし生にんにく 小さじ1/2
みりん 小さじ1
鰹節 2g
オリーブ油 適量
バリエーションに富んだメニューが登場した、今回の “しかないレシピ”、いかがでしたか。スパイスも食材も冷蔵庫にあるものだけでパパッと作れるので、覚えておくと便利ですよ。それぞれ、ねりスパイスの量をお好みで調節して、自分好みの味を作ってみるのもおすすめです!
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