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カレーは何歳から食べられる? 苦手な野菜の克服にも役に立つスパイスの魅力と活用法

カレーは何歳から食べられる? 苦手な野菜の克服にも役に立つスパイスの魅力と活用法

子どもが大好きなカレーは、いったい何歳から食べさせてよいのでしょうか? 使い方によっては、子どもの味覚を広げる手助けになるスパイス。今回は、子どもにスパイスを与える際の注意点や、食卓への上手な取り入れ方などについて解説します。

カレーは何歳からなの? それまでは食べちゃダメ?

カレーは何歳からなの? それまでは食べちゃダメ?

子どもはカレーが大好き。なかなかご飯を食べてくれなくて困った時でも、カレーなら喜んで食べてくれるという家庭は少なくないはずです。肉も野菜も入っていて、ご飯にかければ一皿でいろんな栄養が取れるというのも魅力の一つ。では、そんなお助けメニューのカレーは何歳ごろから食べさせてもよいか、ご存じですか?

スパイスそのものは特に体に悪いものではないので、カレーはいつからと厳密に決める必要はないでしょう。とはいえ、母乳やミルクの薄甘い味に慣れている子どもに、いきなり刺激が強いものを与えると、びっくりして食べることそのものが怖くなってしまうかもしれません。子どもは離乳食を通して野菜や肉、魚、お米など、素材そのもののおいしさを知っていきます。その後少しずつ味覚が発達し、いろいろな味付けのものが食べられるようになったころからなら、子ども用に味を調整した辛さや刺激の少ないカレーをおいしく食べられるようになると思います。年齢にすればだいたい1歳を過ぎたころでしょうか。

ちなみに、ハウス食品のホームページでは、「カレーは何歳から?」という質問に対する答えとして「1歳以上で、離乳食期が終わり普通食を食べているお子様から」としています。

【注意】「バーモントカレー」にははちみつを使用しています。製品に使用しているはちみつは、ボツリヌス菌検査を実施していますが、厚生労働省の指導に従い、はちみつを使用した製品を1歳未満のお子様には与えないでください。

スパイスが子どもの食育に役立つワケ

スパイスが子どもの食育に役立つワケ

カレーにはたくさんのスパイスが含まれています。スパイスの役割は風味や香り、味を付けることですが、実はスパイスは適度に使えば子どものバランスのよい食生活に意外と役立つのです。

子どもは3~4歳ぐらいになると、だんだん食の好みがはっきりしてきます。好きなものはいくらでも食べるのに、嫌いなものは見向きもしない、なんてことはよくあります。子どもが苦手なものと言えば野菜。なかでもピーマンやにんじん、トマトやほうれん草などが定番ですが、おそらく独特の青臭さや苦み、えぐみがあり、食べづらいのだと思います。しかし、子どもの健やかな成長にはビタミンやミネラルが欠かせません。これは、3~5歳の子どもに必要なカロリー(エネルギー)が成人女性の約半分なのに対して、カルシウム、鉄などはあまり変わらない量の摂取が推奨されていることを見てもわかります(※)。

そこで、野菜をたくさん食べてもらうために活用したいのが、スパイスです。例えば、肉野菜炒めを作る時にほんの少しカレー粉を足してカレー風味にすると、青臭さやえぐみがカバーされて食べやすくなります。生野菜が苦手ならサラダのドレッシングにカレー粉を入れてもよいですね。ポテトサラダなどにも合うと思います。私がよくおすすめしているのは、大根やにんじん、ごぼうなどを揚げたものにカレー粉と塩で薄く味を付けたもの。おやつがわりにポリポリと食べられますよ。カレー粉一つとっても、いろんな料理に使えますね。

※厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」

スパイスを食卓にうまく取り入れるポイントとは?

スパイスを食卓にうまく取り入れるポイントとは?

子どもの食育において大切なのは、苦手をキライにしないことです。「好き嫌い言わずに食べなさい!」と叱ったり、「一つだけでも食べてごらん」などと無理強いしたりすると、子どもにとって食事が楽しくなくなってしまうばかりか、「〇〇がキライ!」というイメージが強く残ってしまうかもしれません。

できれば、「ほうれん草のお浸しは苦手だけど、カレーに入っているのはおいしいから好き!」といったように、調理法によってはおいしく食べられるという成功体験を積ませてあげましょう。そうすれば、食に対するポジティブな気持ちが育ち、いろんなものを食べられるようになるのではないでしょうか。

これは親にとっても同じです。「健康のことを考えると、どうしても食べさせなきゃ」とがんばって作ったものを子どもが食べてくれないと、なんだか疲れてしまいます。「食べてくれればラッキー」くらいの気軽さで、子どもが食べたくなる味付け探しを楽しんでみましょう。

例えば、野菜を細かく刻んでピラフやミートソースにするのはよくある方法ですが、同じメニューが続くと飽きてしまいます。そこで、ほんの少しだけガーリックを効かせると、いつもとはちょっと違った料理として新たな気持ちで食べてもらいやすくなります。特にミートソースは、パスタにかけるだけではなくオムレツに入れたり、パンに載せてピザトーストのようにしたりなどアレンジの幅も広いので、作り置きしておくと便利に使えますよ。

また、たんぱく質もビタミンやミネラル同様、育ち盛りの子どもにはたくさん取ってほしい栄養素です。肉や魚が苦手なら、下処理にしょうがを少し使って生臭さを消してもよいですね。あるいは、豚汁におろししょうがをほんの少し溶かしてみるといったように、仕上げに使って風味を効かせるという手もあります。文字通り、ほんのちょっとスパイスを使うだけで、子どもが驚くほどパクパク食べてくれることもあるのです。

味の好みは子どもの成長とともに変わっていきますし、季節によっても、あるいはその日の機嫌によっても変化します。メニューそのものや全体的な味付けを一から変えることは難しいかもしれませんが、ちょっと小瓶やチューブのスパイスを足すだけならやりやすいですよね。

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川口 由美子

All About「離乳食・幼児食」ガイド。女子栄養大学生涯学習講師。管理栄養士。(一社)母子栄養協会の代表理事として、離乳食アドバイザーや幼児食アドバイザーを輩出。育児関連会社にてベビーフードの企画・開発、レシピ作成、育児アドバイスなどに携わった後、独立。二児の母。


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