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男性の「最近太ってきた、元気がない」の意外なわけとは!

男性の「最近太ってきた、元気がない」の意外なわけとは!

男性ホルモンのひとつ、「テストステロン」。筋肉や男性生殖器の発達にも関わるものですが、減少によって脂肪増加、やる気の低下など良くない影響があることもわかっています。そんなテストステロンの概要と、男性に対する働き、減少させない方法などをここでご紹介しましょう。

生涯にわたって、男性の身心に影響を及ぼすテストステロン

男性の身心にさまざまな影響を及ぼす男性ホルモン(アンドロゲン)の一部であるテストステロン。第2次性徴を発現させる働きは知られていますが、実はそれだけではありません。思春期以外でも、骨格や筋肉、体毛などを作るほか、注意力にも影響していると言われています。

男性のテストステロンの分泌量は10代から20代がピークと言われ、以降、年齢を重ねるごとに少しずつ減少していきます。個人差はあるものの、ガクッと減るのは50代〜60代。また、加齢だけでなく、環境変化や人間関係によるストレスで急激に減少することもあります。

では、テストステロンが減ることで、どのようなことが起こるでしょうか?身体的な症状としては、筋力が衰える、力が入りにくくなることのほか、腹部の脂肪増加、メタボリックシンドローム(内臓肥満、高血圧、高血糖、脂質代謝異常の複合症候群)につながることも。また、休んでも疲れが取れなかったり、頻尿・残尿感などの症状が現れたりもします。

精神面での影響も考えられるテストステロン不足

精神面での影響も考えられるテストステロン不足

テストステロンの減少は、精神面にも影響を及ぼしかねません。たとえば、やる気や集中力、記憶力が低下する、不安感によって不眠や寝付きの悪さが起こるなどです。さらに、イライラする、気分が落ち込む、急に不安になるなど、さまざまな精神的症状が指摘されています。このほか、頭痛、耳鳴りやめまい、汗をかきやすい、ほてり、自律神経に関わる症状が現れることも。

これらの症状は、「LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)」、いわゆる「男性更年期障害」のひとつと言われています。「更年期」と聞くと女性特有のものと思うかもしれませんが、それはもうひと昔前のお話。現在は男性にも見られる病気として、広く知られるようになってきています。

テストステロンが減っているかも?テストステロンを増やす方法

テストステロンが減っているかも?テストステロンを増やす方法

テストステロンの分泌を促す方法のひとつが、筋肉トレーニング。筋肉を刺激することで分泌量が増えるので、継続的なスロースクワットをしたり、ウォーキングやスイミングなど全身をバランス良く動かす運動を30分程度行ったりすると良いでしょう。ひどい筋肉痛になるような負荷がかかりすぎる激しい運動は、かえってテストステロンを減少させるので避けてください。筋肉量を増やすには、肉や魚、乳製品、卵など、動物性たんぱく質を含むものを意識的に食べるのがおすすめです。

また、亜鉛不足でテストステロンが減少すると言われています。亜鉛は牡蠣などの魚介類や赤身肉などに多く含まれているので、こちらも意識して摂ると良いでしょう。一方で、亜鉛の摂り過ぎは中毒(発熱、腹痛、嘔吐、下痢など)を引き起こす可能性もあるもの。厚生労働省『日本人の食事摂取基準(2020年版)』では、1日の推奨摂取量は18歳から71歳の男性の場合で11mgと言われているので、極端に多量に取り過ぎないようにしてください。

このほか、過剰なストレスを抱えないことも大切。十分な睡眠を取る、趣味を持つなど、健康的で規則正しい生活を送るように心がけ、社会とも上手に関わって良好な人間関係を築いていくようにしたいですね。

清益 功浩

小児科医・アレルギー専門医。All About「家庭の医学」ガイド。京都大学医学部卒業後、日本赤十字社和歌山医療センターなどを経て、大阪府済生会中津病院小児科・アレルギー科で診療に従事。論文・学会報告多数。インターネットやテレビ、書籍などでも多くの情報発信を行う。


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