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地球にも家計にもやさしい?イマドキ家電を上手に使って「食品ロス」を削減しよう

地球にも家計にもやさしい?イマドキ家電を上手に使って「食品ロス」を削減しよう

世界中で問題になっている「食品ロス」。ハウス食品グループが2021年9月に実施した調査では、98.8%の人が「食品ロス」という言葉を認識していることがわかりました。少しでも貢献したいけれど、何をすればいいんだろう……そう思っている方におすすめしたいのが、家電を上手に使った食品ロスの削減。今回は、家電を使った食品ロス対策について、白物家電に詳しい田中真紀子さんにお聞きしました。

田中 真紀子さん

白物家電、美容家電の専門家兼ライターとして活躍。日々発売される新製品をチェックし、製品の紹介記事やレビュー記事を雑誌やweb、新聞などで紹介している。日常的にも話題の新製品を使うことで、ライフスタイルに合わせた選び方や、上手な採り入れ方の提案も行っており、テレビ出演も多数。All About「家電」ガイド。

■「食品ロス」を知っていても、実践は難しい?

■「食品ロス」を知っていても、実践は難しい?

まだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」。経済的な損失や地球環境への負荷といった影響の大きさから、世界的な問題となっています。

ハウス食品グループの調査(2021年9月実施)では、「食品ロス」についての認知率は、「ある程度知っている」が71.1%、「なんとなく知っている」を加えると98.8%と、多くの人が、言葉として知っていることがうかがえます。一方、実際に食品を捨ててしまう頻度を見てみると、週1回以上発生してしまう家庭の割合は24.1%。月1回以上発生してしまっている家庭も含めると59.1%と、決して少なくありません。

参考: 食品ロスに関するアンケート調査結果(第四回)について

■食材をいかに長期保存するか。それが食品ロス削減の第一歩

家庭でできる食品ロス対策にはさまざまなものがありますが、便利な「家電」の力を借りて減らしていくのも方法のひとつ。たとえば、ほとんどの家庭にある「冷蔵庫」。特に最近の冷蔵庫の性能の進化は、食品ロス削減の大きな手助けになるといえます。

田中さん「単純に保存期間だけを見ても、たとえば傷みやすい肉や魚は、凍り始めるギリギリの温度帯で保存したり、真空で鮮度を保ったりと、味の劣化を抑えながら7~14日ほどは冷蔵保存できるようになっています」

野菜室や冷凍室にもさまざまな工夫があるそうです。

田中さん「光を当てることで葉物野菜に光合成をさせて栄養価を保つタイプ、野菜の熟成を促すエチレンガスを分解することで劣化を防ぐタイプ、低温・高湿の環境で寝かせて鮮度を守るタイプなど、野菜室にはメーカーごとにおいしく保存するためのノウハウが投入されているんです。冷凍室も野菜を生のまま上手に冷凍できるようになるなど、食品をおいしく長期保存できるように進化しています」

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すぐに冷蔵庫を最新型に買い替えるのは難しい……という方でも今日からできるのが、冷蔵庫の収納方法の見直しです。

田中さん「冷蔵庫は詰め込みすぎると冷蔵効率が悪くなることはよく知られています。また、入れている物が多すぎると奥の見えないところにある食品の存在を忘れてしまいがちです。ストックする食品は消費期限が短いものを手前に置き、同じ食材があれば手前から消費していくことも効果的といえます」

■「ストック上手」な家電が食品ロスを減らす?

■「ストック上手」な家電が食品ロスを減らす?
「ストックマネージャー」(パナソニック)

冷蔵庫の中の食品をストック・管理する際に役立つアイテムのひとつが、2021年に登場した「ストックマネージャー」(パナソニック)。Wi-Fiにつながる「重量検知プレート」とスマートフォンのアプリが連携し、プレートの上に置いた食材の重さをはかって、ストック状況を知らせます。

田中さん「IoT対応の冷蔵庫に搭載されているほか、「重量検知プレート」単体でも発売されているので、新しく冷蔵庫を買わなくても手軽に導入できるんです。スマートフォンからストック残量を確認できるので、買い忘れや買いすぎを防ぎ、食品ロスの削減をサポートしてくれます。冷蔵庫に入れずに単体でも使えるので、常温のストック食材を管理することもできますよ」

■「ストック上手」な家電が食品ロスを減らす?
食材の重量からストック量を検知する「重量検知プレート」。卵や牛乳、ヨーグルトなどストック残量を管理したい食材を載せることができます。

田中さん「もうひとつ、冷蔵庫ではありませんが食品保存で注目しているのが、中を真空状態にキープして、食品の酸化を抑えてくれる保存容器。湿気や虫も防いでくれるので、我が家ではホームベーカリーで使う小麦粉などの粉類やお菓子の材料をまとめて入れています」

■「ストック上手」な家電が食品ロスを減らす?
「Food Stocker(フードストッカー)」(レコルト)

■食材をしっかり使い切ることも、食品ロス削減になる!

■食材をしっかり使い切ることも、食品ロス削減になる!

保存するだけではなく、食材をしっかり使い切ることも、食品ロス削減のための重要な方法のひとつ。冒頭でご紹介した「食品ロス」に関する調査では、多くの家庭で捨ててしまいがちな食品1位として「野菜類」が挙がっています。

実際に、使いかけの野菜を忘れていた、手つかずのまましなびてしまった、芯・皮などの扱いに困った……など、処理に悩んで野菜を捨ててしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。

そんなときに活用したいのが電気調理鍋。カレーなどの煮込み料理はもちろん、さまざまな料理に活用できるので、食品ロスになりそうな野菜の消費に役立ってくれます。圧力タイプのものなら、かたくて食べにくいと捨ててしまっていたブロッコリーの茎や大根、にんじんの皮なども、やわらかく食べやすい形で調理してくれるのがうれしいところ。

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さらに家庭から出る食品ロスのうち、どうしても削減しづらい野菜の皮や切れ端、ヘタなどの「野菜くず」も、電気圧力鍋を使えば野菜くずを使って作るスープストック「ベジブロス」として余すところなく活用できるんです。

田中さん「最近はベジブロス専用コースを搭載した機種も登場しています。実際に、電気圧力鍋を使ったベジブロスの作り方をご紹介しましょう」

■食材をしっかり使い切ることも、食品ロス削減になる!
「電気圧力鍋ヘルシープラス」(アイリスオーヤマ)は、ベジブロスの自動調理メニューを搭載。
■食材をしっかり使い切ることも、食品ロス削減になる!

野菜くずと水を投入し、スイッチを入れる。

■食材をしっかり使い切ることも、食品ロス削減になる!

あとは待つだけでベジブロスのできあがり!

■食材をしっかり使い切ることも、食品ロス削減になる!

野菜の滋味がしみるベジブロスの完成です。

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さらにもうひとつ、手軽においしく食品ロスを減らす手助けになるのが「スープブレンダー」です。食材を入れてスイッチを押すだけという手軽さで、なめらかなスープが完成します。

「わが家では中途半端に残ってしまった野菜を、週末にまとめてスープにしています」という田中さんに、実際に残り食材を活用したスープを作ってもらいました。

■食材をしっかり使い切ることも、食品ロス削減になる!
「Soy & Soup Blender(ソイ&スープブレンダー)」(レコルト)

今回は数種類の残り野菜と、ベーコン、牛乳を使います。野菜はどんなものでもOK。

■食材をしっかり使い切ることも、食品ロス削減になる!

中途半端に残ってしまった野菜やベーコンなどの食材を軽くきざんで、かたいものから順番に投入。最後に牛乳を中の目盛りまで注いだらスイッチオン。あとは30分ほど待てばできあがり!

田中さん「冷蔵庫で余らせた食材でも、スープにしてしまえばおいしくいただけます。ほうれん草を使った緑のスープも意外とおいしく、野菜嫌いのお子さんも喜んで飲んでくれると思います。きのこ類も風味よく仕上がりおすすめです。今回はコンソメで味をととのえましたが、塩・コショーだけでも大丈夫」

■食材をしっかり使い切ることも、食品ロス削減になる!

30分ほど待てばできあがり!

田中さん「たとえば『週に1回は冷蔵庫やストック食材チェックの日』と決めて、電気調理鍋を活用して消費期限が近づいている食材を使った料理を作るようにすれば、食品ロスを減らしながら、料理も一品作れますね。食品ロス削減は、結果的に家計の節約にもつながるので、上手に家電を活用しながら無理せず取り組んでみてはいかがでしょうか」

「食品ロスを削減しよう」と気合いを入れて取り組もうとすると、何をすればいいかわからなくなったり、ハードルが高く感じられたりするかもしれません。でも、楽しみながら毎日の習慣にしていけば、家庭の食品ロス削減、ひいては世界中の食品ロス削減に近づくことができるかもしれませんね。

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※記事の内容は2021年9月時点の情報をもとにしています。


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