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レトルトカレーが変わった! 地球のために、ハウス食品のカレーが「レンジ対応パウチ」に進化したワケ

レトルトカレーが変わった!
地球のために、ハウス食品のカレーが「レンジ対応パウチ」に進化したワケ

「プロ クオリティ」をはじめ、ハウス食品からレンジ対応パウチを使ったレトルトカレーが続々と登場しています。でも、なぜレンジ? 湯せんよりも手軽につくれるから? それももちろんありますが、実はレトルト食品のレンジ対応化には、地球環境への配慮も込められているんです。

今さら聞けない? 目で見てわかる「地球温暖化」と「二酸化炭素」、基本のキ

レトルトカレーを湯せんで温めるか、レンジで温めるか。手軽さなどももちろんありますが、その違いはズバリ、加熱時に発生するCO2(二酸化炭素)の量にあります。湯せんと比べて、レンジ調理なら、調理時のCO2の排出量が約8割削減可能! 近年問題になっている地球温暖化への対応のひとつとして、ハウス食品は、今後もレンジ対応のレトルト食品を増やしていく予定です。

でも、そもそも、なぜCO2の存在が地球温暖化につながるのでしょう? 地球が温暖化すると、私たちの生活にどのような変化が訪れるのでしょうか? ハウス食品グループ公式キャラクターリンゴキッドと一緒に、専門家の方に教えてもらいました!

リンゴキッド

Q. CO2の排出は、地球温暖化とどう関係があるの?

A. 地球の大気中には、CO2(二酸化炭素)、メタン、亜酸化窒素など「温室効果ガス」と呼ばれる気体が含まれています。

この温室効果ガスには、太陽の熱を吸収し、再び放出する「温室効果」があり、地表付近の大気を温めています。
現在の地球の平均気温は約15℃ですが、仮に温室効果ガスがなかった場合、-19℃になるともいわれています。生物が生きていくうえで、温室効果ガスは不可欠なものだといえるでしょう。
しかし、必要以上にCO2などが増えると、温室効果がどんどん高まっていってしまい、地球の温度を上げてしまうことにつながるのです。

地球温暖化のメカニズム
CO2の量が増えると、大気中の温室効果が高まり、気温が上昇する
出典:環境省、全国地球温暖化防止活動推進センターの資料を元に作成
日本における温室効果ガス別排出量(2018年度)
温室効果ガス排出量の約9割をCO2が占める
出典:環境省「2018年度(平成30年度)温室効果ガス排出量(確報値)」より作成
リンゴキッド

Q. 温室効果ガスってどうして増えているの?

A. 18世紀の産業革命以降、石炭や石油などの化石燃料を大量に消費することで、温室効果ガスのひとつであるCO2の量が急激に増加しました。CO2は、一度排出されると、森林や海洋の生態系に吸収されない限り、大気中に残り続けます。その森林は伐採が進み、世界的に減少傾向に。結果的に、大気中の温室効果が高まり、地球の平均気温が上昇を始めています。これが、現在起きている地球温暖化です。

世界のCO2排出量(2017年度)
世界のCO2排出量は約328億トンにも及ぶ。日本はワースト5位
出典:IEA「CO2 EMISSIONS FROM FUEL COMBUSTION」 2019 EDITIONを元にした環境省資料より作成
人為起源のCO2排出量
CO2は産業革命以降増加傾向にあり、特に近年はアジアの排出量が急増している
出典:気候変動に関する政府間パネル 第5次評価報告書を元にした環境省発表資料より作成
リンゴキッド

Q. 地球温暖化が進むとどうなってしまうの?

A. 最新の知見では、最後の氷河期から産業革命前までにも、約3~8℃の平均気温の変化があったとされています。しかし、それはあくまで、10万年という長いサイクルの中で起きた自然現象。近年の、人的要因による気温の変化は、極めて短期間で起きています。この急激な環境の変化に多くの野生動物が対応できず、減少・絶滅する危険性が叫ばれているのです。

もちろん、私たち人間も例外ではありません。異常気象による洪水、森林火災などの自然災害が増し、農業にも大きな打撃を与えるでしょう。それにともなう食糧や水資源の枯渇、さらには熱波による感染症の拡大も懸念されます。海面が上昇し、エリアによっては国土全体が海に沈んでしまう危険性も高まっています。

世界の平均気温の変化の予測(1986年~2005年を基準とした21世紀末の変化)
地球温暖化対策をとらなければ、2100年は今より4.8℃の気温上昇が予測されている
出典:気候変動に関する政府間パネル 第5次評価報告書を元にした環境省資料より作成
リンゴキッド

Q. それは大変!でも、いったいどうすればいいの?

A. 日本政府は、2020年に「温室効果ガスの排出量を2050年までに実質ゼロにする」方針を発表しました。私たちが生きていく以上温室効果ガスを全く出さない生活はできないので、なるべく排出量を減らし、世界全体の温室効果ガス排出量を森林や海洋などの吸収分を差し引いて実質ゼロにするということです。
最近は各企業も、徹底した省エネやエネルギー転換など努力を行っています。

日本のCO2排出量の推移
日本では、高度経済成長期以降にCO2が急増。ここ数年はやや減少傾向にある。
出典:国際エネルギー機関(1960-1990)、国立環境研究所(1990-2017)を元にした環境省資料より作成
リンゴキッド

Q. 地球温暖化のために、私たちができることって?

A. 私たちにできるのは、一人ひとりの価値観を見直し、温暖化に対する取り組みを行っていくことです。例えば以下のような身近なところから始めてみてはいかがでしょうか。

▼節電などの省エネ行動

家庭内のエネルギー利用は「冷暖房」「給湯」「家電などの動力」の3つがほとんど。エアコンの温度を控えめにする、シャワーの出しっぱなしに気を付けるなど、基本的な光熱費の節約がCO2排出の抑制にもつながります。

▼交通手段の見直し

交通手段のうち自家用自動車のCO2排出量は突出して多く、世帯当たりのCO2排出量のうち約3割近くは自動車であるといわれています。できるだけ鉄道やバスなどの公共交通機関を利用し、自動車に乗る際はエコドライブを心掛けることが必要です。

▼ごみの減量

ごみ処理の工程でCO2が排出されるのはもちろんですが、単に出すごみの量を減らすだけではなく、必要以上にごみとなるものを買わない・選ばない「リデュース」も、とても重要なことです。

社会の全ての基盤は、私たちの生活。企業も消費者も力をあわせて取り組むことが重要といえるでしょう。
CO2排出量を削減するレトルト食品のレンジ対応化は、小さいけれど、その一歩といえるかもしれません。

参考サイト
カモンハウス 環境意識調査はこちら

レトルトカレーがレンジ対応になったら、なぜ環境にやさしいの?

ハウス食品では、2021年2月より、レトルトカレーとハヤシソースの「プロ クオリティ」シリーズをレンジ加熱対応パウチにリニューアルしました。洗い物が減る、火を使わないので家族みんなが安心して調理できる、もちろんおいしさは湯せんと変わらない……レンジ対応のメリットはいろいろありますが、そのひとつに「CO2排出量の削減」もあります。

プロ クオリティパッケージ

なぜ、湯せんではなくレンジで温めると、CO2排出量が削減できるのでしょうか? それは、加熱時間が格段に短くなるから。湯せんとレンジ、それぞれで発生するCO2の排出量を算出したところ、レンジは湯せんに比べて約80%削減できることが明らかになりました。*

湯せん→レンジ調理でCO2排出量が約80%*削減できます
* GHGプロトコルガイドラインに基づき、ハウス食品にて算定。
・湯せんでのCO2排出量
直径24cmの鍋で、1.5~2Lの水を入れて調理。お湯を沸かすところからスタートしてパウチの温め時間を含めて約10分で算出。
・レンジ調理でのCO2排出量
製品の容量によってレンジ加熱時間が異なるため、500w電子レンジで、170g製品は1分40秒加熱、135g製品は1分20秒加熱で算出。

ハウス食品では、2022年秋までに、レトルトカレーのほぼ全製品のレンジ対応化を進める予定です。

杉の木約110万本の吸収量に匹敵
レトルトカレーの調理が全て「湯せん」から「レンジ」にかわると、杉の木約110万本が吸収する量のCO2が削減*できます。
* GHGプロトコルガイドラインに基づき、ハウス食品にて算定。
2021年2月~2022年秋までにレンジ加熱対応パウチへの変更を行う予定のレトルトカレー、ハヤシ製品の2019年度販売袋数を基に算出。これらの製品でお客様が全てレンジ調理に切り替わった場合の削減量。

※レンジ対応化商品に関しては、「レンジで簡単!!」マークの有無をご確認ください。マークのないアルミパウチパッケージの製品をそのままレンジで温めるのは大変危険です。

レトルトだけではなく、ルウでつくる商品に関しても、煮込み時間を短縮する開発や調理方法の提案に取り組んでいます。

フライパンワンディッシュロゴと完熟トマトのハヤシライスソースパッケージ
例えば、「完熟トマトのハヤシライスソース」や「こくまろハヤシ」は煮込み時間15分、「こくまろバターチキンカレー」なら、わずか10分で本格的な味わいの一皿が完成。フライパンワンディッシュのロゴが目印です。

ほんの少しの発想の転換で、日々の料理がグッとラクになるだけでなく、環境への配慮にもつながります。さっそく今日から、おいしくて、地球にもやさしい時短調理を楽しんでみてはいかがでしょうか?

食に携わる企業だからこそ、人と地球の健康に真摯に向き合う

ハウス食品グループでは、レトルトカレー以外にも、CO2排出に関する環境課題に対してさまざまな取り組みを行っています。

■工場の点検や設備の見直し

工場の点検や設備の見直し

工場では設備の稼動方法を定期的に見直し、CO2排出量削減に取り組んでいます。
例えば、一部主要工場に、コージェネレーションシステム(ガスエンジンで電力を生み出し、その際の排熱も効率よく利用する設備)を設置することで、熱の利用と電力使用量を抑え、CO2削減に貢献しています。

■物流における環境負荷を考える

物流における環境負荷を考える

物を輸送する際、トラックと併せて鉄道や船舶などを使用することで、CO2排出量の低減やエネルギーの節約、交通渋滞の緩和を図る「モーダルシフト」に継続的に取り組んでいます。

ハウス食品グループでは、今後も環境に配慮したさまざまな施策に取り組んでいく予定です。

環境取り組みページ「地球の未来にできること」はこちら

私たちがお客様に提供する「食」は、地球が育む自然の恵みから生まれるもの。だからこそ、毎日の暮らしを通じて地球環境に真摯に向き合い、社会貢献できる企業であり続けたいと考えています。
時代が変わっても変わらない“おいしさ”と“健康”をお届けするために。これからも、人と地球の健康に貢献していきます。

「プロ クオリティ」シリーズ | ブランドサイト

和田 由貴
環境省3R推進マイスター/節約アドバイザー。講演、執筆、テレビ出演等をこなす傍ら、現役の節約主婦兼2児の母として日々節約生活を実践。「節約は無理をしないで楽しく!」をモットーに、日常生活に密着したスマートで賢い節約生活を提案。環境関連の活動にも多数携わっています。

※文中リンゴキッドの吹き出しは、編集部追記

リンゴキッド

©やなせたかし/やなせスタジオ

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