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どこよりも丁寧なカレーの作り方

みなさんの家では、どんなカレーを作っていますか? 同じカレールウを使っていても、それぞれのご家庭に隠し味やこだわりがあり、それが家庭の味になっていることでしょう。でも、実はメーカーは「ルウの箱に書かれたそのままのカレーが、一番おいしい」と推奨しているそうです。そこで今回は、カレーの原点に戻って、ルウの箱に書かれた「作り方」通りのカレーを、丁寧に仕上げてみます。

丁寧に下準備を

<材料(8皿分)>

  • こくまろカレー<中辛>...1箱(140g)
  • 肉...300g
  • 玉ねぎ...中2個(400g)
  • じゃがいも...中2個(300g)
  • にんじん...中1本(200g)
  • サラダ油...大さじ2
  • 水...1000mg

まずは具材を切りそろえていきます。

玉ねぎは繊維にそって、くし型に切るのが基本。シャキシャキ感が残り、加熱しても形が崩れにくいので、カレーにぴったりです。

では、あえて繊維を断ち切るように横に切るとどうなるのでしょうか。

黒田さん「細胞が壊れ、やわらかい食感になり、短時間で火が通ります。また、辛み成分が出てしまうので、玉ねぎの旨味を感じやすいです。ハヤシライスやビーフストロガノフの煮込みにおすすめですよ」

じゃがいもは、皮をむいて、芽を取り除きます。

まず縦に半分に切り、一口大に切りそろえていきましょう。

じゃがいもは大きく分けると「メークイン」と「男爵」が一般的ですが、どちらを選べばよいのでしょうか。

黒田さん「今回はメークインを選びました。メークインはしっとりとした食感で煮崩れしにくいのが特長です。男爵はほっこりと煮崩れするので、ポテトサラダやコロッケにおすすめです」

にんじんも皮をむき、一口大に切っていきます。

黒田さん「今回はじゃがいもとにんじんの皮をむきましたが、きれいに洗って皮をむかずに使うのもおすすめですよ」

ところで「一口大」とは、どのくらいの大きさを目安にすればよいのでしょうか。

黒田さん「一口で楽に食べられるサイズです。たとえば、男性だと3~4㎝、女性だと2~3cmくらい、お子さんだったら1cmくらいかしら。それぞれのご家庭で食べる方に合わせるとよいですね。全体的に同じ大きさにそろっている方が、火の通り方も均一になるし、見た目にも美しいです」

野菜を切り終えたら、次はお肉を。ご家庭により、牛肉、豚肉、など使うお肉もさまざまですが、今回は「鶏もも肉」を選択。

黒田さん「鶏肉の皮が包丁で切りづらくて苦手という方も多いのでは? 今回はキッチンばさみで切っていきましょう。煮込むと少し小さくなるので、大きめに切りますね」

ハサミで鮮やかに切りそろえていきます。ハサミなら余分な脂も簡単に切り落とせます。

黒田さん「今日はルーを使うので鶏肉に下味はつけていませんが、軽く塩・こしょうをして小麦粉を薄くまぶし、お鍋にサラダ油とバターを熱して皮の面から強火でこんがり両面に焼き色を付け、いったん取り出す方法もおすすめです。また、塩少々とヨーグルトをまぶし、1時間ほどマリネして使うのもよいですね」

さあ、準備が整いました。

丁寧に炒め、丁寧に煮込む

さて、材料を炒めましょう。厚手の鍋を中火で熱し、サラダ油を大さじ2杯、鍋肌になじませます。

まず玉ねぎを炒め、全体に油が回ったら、じゃがいも、にんじん、そして肉を順に入れます。

それぞれの具材全体に油が回り、玉ねぎがしんなりしたら、水を加えましょう。

黒田さん「厚手の鍋の特長は、熱効率が良く、温度にムラができないこと。つまり、短時間でほっこりと仕上げることができるんです」

あくを取り、具材がやわらかくなるまで煮込みます(弱火~中火で沸騰してから約15分)。

黒田さん「あくは、煮ている時に表面に出てくる茶色や灰色の泡が浮き出てきたもの。旨味の一つですが、見た目と香りや舌触りをよくするために取り除きます。でも、少しくらい残っていても大丈夫ですよ。あく取り用の道具を使うのも便利ですね」

具材に箸がスッと通れば、十分やわらかくなっています。

丁寧にルウを入れて、丁寧に煮込む

いったん火を止め、ルウを割り入れて溶かします。ちなみに、ルウを入れるときに火を止めるのはなぜでしょうか。

黒田さん「火をつけたままという方もいるかもしれませんが、火はちゃんと止め、沸騰がおさまってからルウを入れましょう。沸騰しているとルウに含まれるでんぷんの作用で、溶けにくくなり、ダマになったりすることがあります。だから火を止めて、沸騰がおさまってから、ルウをいれるのがコツ。それに、ぐつぐつ煮えているところにルウを入れると、煮汁がはねかえる心配もありますよね」

ルウが溶けたら、ふたたび火をつけます。時々お鍋を底からよくかきまぜ、焦げないように注意しながら弱火で10分ほど煮込みます。

とろみがついたらおいしいカレーの出来上がりです。

丁寧に味わってみた

今回は、カレーの箱の「作り方」通りに丁寧に作る、をテーマに隠し味や独自の工夫は加えず、純粋な「こくまろカレー」を丁寧に作ってみました。では実際のお味は? ということで試食会を実施。実際に食べてみた人たち(20~40代会社員)に、感想を聞いてみました。

  • 普段は箱も見ず自己流で作っていました。毎回適当だから、野菜を入れすぎたり量が膨大になったり……なので、今回のカレーはとても新鮮に味わえました。箱通りだとちゃんとおいしくなるんですね」
  • 「普通においしかったです! 具の大きさも、食べやすくかつ食べ応えがある、丁度よいサイズでした」
  • 「辛さ、スパイシーさ、コク、塩気とバランスのとれた味だとわかりました。ついつい、いろんな物を足してしまいたくなりますが、こういう王道の味もいいもんだなあと思いました。飽きない味ですね」
  • 「本当においしかったです。給食とか、実家とか、シンプルだけど必要な具が入ったカレーを思い出しました」
  • 「具材の大きさがちょうどよかったです。煮た感じもちょうどよかったです。全部おいしかったです」
  • 「確かに最近はルーそのままって食べてなかったですが、本当に普通においしかったです。まろやか系は市販ルーが一番完成されているんじゃないかと思います」
  • 「ごく普通のカレーってやっぱりおいしいなあと思いました」

いかがでしたか? 大人も大満足の「丁寧なカレー」。簡単に、とてもおいしくできる「作り方」通りのカレーライスを、みなさんも試してみませんか?

黒田民子さん
料理研究家、All About「ホームメイドクッキング」ガイド。旬の食材を活かした家庭料理を紹介。様々なメディアへのレシピ提供でも活躍中。

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