食物アレルギーについて、ハウス食品グループがお伝えしたいこと ひとつのお鍋で、家族をひとつに。

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赤城智美さんコラム

食物アレルギーについて、赤城さんご自身の経験をもとにさまざまなエピソードをご紹介します。

コラム Vol.31
大きなゼリーで
誕生日を祝う

子どもが小さかった頃、誕生日には緑のゼリーと赤いゼリーの間にフルーツが入った、我が家特製のケーキでお祝いをしていました。作り方は、お椀型の深く大きなどんぶりの底に、水分を少なめにした緑のゼリーの素を最初に流し込み、冷蔵庫で冷やし固めます。少し硬めに緑のゼリーができたら、次に缶詰のみかんを置いて、水分を少なめにした赤いゼリーの素を流し込み、缶詰のくだものをいくつか入れて再び冷蔵庫で冷やし固めます。しっかり固まったら軽く湯煎をしてからどんぶりをお皿の上でひっくり返すと、大きなゼリーケーキができます。ゼリーと果物がそれぞれ二層になって、普通のケーキのようにカットすると切り口もきれいな見た目になります。大きめのお皿の真ん中にそのゼリーを切り分けて置き、周りに輪切りにした温州みかんやオレンジを並べ、それにろうそくを立ててお誕生日を祝いました。

最初は、当時市販されていたアレルギー用のケーキを買ってお祝いしたのですが、子どもはそのケーキの味が好きではなかったため、雑穀でケーキを作るなど色々試行錯誤した結果、どんぶりゼリーが一番のお気に入りになりました。作った年によっては、中に入れたフルーツの量が多すぎてうまく固まらないことや、どんぶりをひっくり返すときに崩れてしまったこともありましたが、きれいなゼリーの彩りとフルーツに助けられて、楽しくいただくことができました。失敗した年は、お皿に輪切りのミカンとろうそくだけの状態で、歌を歌って火を消したこともありました。

保育園のお誕生会では毎回ケーキが出されるのですが、子どもは、卵、乳成分、小麦がアレルゲンのため、果物を持たせ「ケーキは食べず果物をたべるように」と説明していました。アレルギーのことを理解してくれたのか、本人のお誕生日もあまり困ることはなく、クリスマスもどんぶりゼリーで乗り切れました。小学4年生になると「食べきるのが大変だから普通サイズでお願いします」と子どもから言われ、どんぶりゼリーはあっけなく終了しました。

ヨーグルトを食べることができるようになると、ヨーグルトにブルーベリーやイチゴを入れたり、ラズベリージャムを入れて食べることが好きになり、年齢と共に嗜好は変化していきました。

特別な日の楽しい時間は、スタンダードな形ではなくても、色々な工夫をして本人が楽しいと感じることができれば何でもいいんだと、子どもと一緒に過ごした時間で学んだ気がします。

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