食物アレルギーについて、ハウス食品グループがお伝えしたいこと ひとつのお鍋で、家族をひとつに。

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赤城智美さんコラム

食物アレルギーについて、赤城さんご自身の経験をもとにさまざまなエピソードをご紹介します。

コラム Vol.29
小学校の行事で
宿泊したときのこと

ある年の学校行事で、生徒みんなで県外の旅館に宿泊をしたことがありました。
当時、子どもには卵と乳のアレルゲンがあったため、担任の先生は「宿泊当日は、子どもたちが泊まる旅館の近くにホテルがあるので、そこで待機されていた方が安心ではありませんか?」と私に勧めてきました。自宅からその旅館まで、公共交通機関で4時間近くかかることもあり、誤食して呼吸ができなくなっても保護者がすぐ駆けつけられないため、事後の対処を全てやっていただく必要があり、先生も不安だったのだと思います。しかし、学校行事で起こった出来事には学校側で責任をもって対処してほしいという思いから、「いざという時の対処は学校の先生方にお願いします。誤食で発症した時は、子どもを病院に搬送してから私の携帯電話に連絡をください。」と担任の先生に伝えました。

子どもが宿泊するにあたり、食事の細かい打ち合わせは直接させてもらえなかったので、担任の先生に任せていたのですが、なかなかスムーズに言葉が伝わらず「アレルゲン対処はしない」ということにまとまりかけました。間に人が入っているから単純なこともうまく伝わらないのだと思い、担任の先生を説得して、旅館の調理主任と直接やりとりできるようになると、夕食、朝食の2回の食事は、ご飯、豆腐の味噌汁、焼き魚、煮物、海苔、漬物、刺身、豚肉の生姜焼きといった和風中心の内容にしてもらうことが決まりました。子どもは、アレルギーの心配が少ない食事になったことで、安心して行事に参加できました。

無事に学校の行事が終わった後、旅館にお礼の電話を入れました。旅館の支配人から聞いた話では、同じ日に宿泊した別の学校でも卵アレルギーの子どもが何人かいたようで、その日のメニューは宿泊者全員に対して、だし巻き卵を煮豆に変更するなど少し置き換えたメニューにしたとのことでした。乳製品を使う料理はそもそも予定されておらず、特別なことは何もしていないのだということでした。

食物アレルギー対応をするためには、調理器具を介したアレルゲンの接触や配膳ミスを避ける注意など、確認しなければならないことが沢山ありますが、当事者で直接話し合うことができれば、解決の方法が見つかることがあるのだと感じました。

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