食物アレルギーについて、ハウス食品グループがお伝えしたいこと ひとつのお鍋で、家族をひとつに。

MENU

赤城智美さんコラム

食物アレルギーについて、赤城さんご自身の経験をもとにさまざまなエピソードをご紹介します。

コラム Vol.24
完全防備で
卵を触る

5年生のお楽しみ会の時、クラス全員の17人でオムレツをつくることになりました。話し合いの時に担任の先生もいたはずなのに何か意見を言えなかったのでしょうか。よりによってオムレツとは!?子どもは保育園時代に誰かが卵を食べた後の席に座り机に肘をついたため、ひじや腕が赤く腫れたことがありました。なぜ腫れたかわからず騒ぎになっているうちにその手で目をこすったため、こすった方のまぶた全体も腫れあがりました。そのときは腫れた順番を観察していた担任が手に卵が付いていることに気付いてくれました。

過去の顛末を知っていた小学校の担任は「この日は危険かもしれないから休むか?」と本人に聞いたそうです。本人に「どうしたい?」と尋ねると「みんなと一緒に過ごしたい」という答え。それを実現するために親子で考えた作戦は、ゴーグル、軍手、軍手の上にはめるビニール手袋、手袋の口を閉める輪ゴム、そしてマスクを持っていくことでした。目、鼻、口、をカバーして粘膜への飛沫をさけ、手にもつかないように完全防備を考えたのです。子どもは食べないけれどせっかく完全防備で参加するのだからと、クラス全員の卵を割る係になりました。「初めて卵に触ったときは力の加減がわからなくてぐしゃぐしゃになったけど、だんだん完璧な球体になって卵を溶くのが惜しかった」「もしかしたら一生分の卵を割っちゃったかも」と本人にとってはいい体験だったようです。親としては命が縮む思いでした。子どもと私は「参加したい気持ち」を大切にしてよかったと思っていましたが、小児科の先生にお話ししたら渋い顔をされました。子どもが学校の行事に参加したり、意欲を持つことを「食物アレルギーだから」という理由で諦めさせたくないけれど、「安全」と両立できるように周りの人の知恵も借りながら実現したいな、と思いました。

一覧に戻る

ホームアクティビティひとつのお鍋で、家族をひとつに。

page top