食物アレルギーについて、ハウス食品グループがお伝えしたいこと ひとつのお鍋で、家族をひとつに。

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赤城智美さんコラム

食物アレルギーについて、赤城さんご自身の経験をもとにさまざまなエピソードをご紹介します。

コラム Vol.19
薬を飲むと悪化する?

私の子どもは、保育園から小学校の低学年までは本当によく風邪をひきました。風邪をひくとすぐにぜんそくに移行してしまうので、風邪のひき初めに早く治してしまいたくて、近くの診療所によく行きました。ところが、治療薬を飲むと症状が悪化することを何度か経験して診療所に行くことが次第に怖くなっていきました。

当時は薬の剤形保持材に乳や小麦の成分が使われていることも、炎症を抑える薬として卵の主成分が使われていることがあることも知りませんでした。薬を飲んで悪化することに早い段階で気づいていたのですが、それを口にすることがはばかられ、なかなか言い出せずにいました。ところが、ただの風邪だったはずなのに夜中に三度も救急診療にかからねばならないほどひどいぜんそくが出たことがあって、ようやくちゃんと薬と症状の関係について気になっていることを医師に話すことができました。

そのときに診てくれた医師に食物アレルギーが寛解するまで剤形保持材に注意したほうがいいということを教えてもらいました。
中学生くらいになってアレルゲンの解除が進んでからは、薬で症状が悪化するようなことはなくなりましたが、そこに至るまでの道のりはとても長かったように感じます。
そんなことがあってから、名医を探すよりも「気になることを率直に話せる医師を探すことのほうがずっと大切だ」と思うようになりました。

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