ハウス食品グループ本社株式会社 平成30年3月期 第1四半期決算短信

1.当四半期決算に関する定性的情報

(1)経営成績に関する説明

当第1四半期連結累計期間における経営環境は、国際経済の不確実性の高まりに留意を要するものの、雇用・所得環境の改善が続くなかで、全体では緩やかな回復基調にありました。食品業界におきましては、消費マインドは持ち直しの動きが見られるものの力強さに欠け、予断を許さない状況が続いております。

当期は、当社グループにとって第五次中期計画の最終年度にあたり、“「食で健康」クオリティ企業への変革”に向けて、国内既存事業の収益力強化と新規需要の創出、海外事業の成長加速に向けた施策を推進いたしました。

売上面につきましては、㈱ギャバンの新規連結効果に加え、香辛・調味加工食品事業の既存領域および海外食品事業が着実な成長を実現した結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は703億58百万円、前年同期比6.1%の増収となりました。

利益面につきましては、増収効果やグループ各社がそれぞれ収益力強化に取り組んだことで、営業利益は38億19百万円、前年同期比61.8%の増益となりました。経常利益は39億58百万円、前年同期比94.8%の増益、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前連結会計年度に㈱ギャバンの連結子会社化に伴う特別利益を計上した影響から、22億62百万円、前年同期比18.3%の減益となりました。


セグメント別の業績の概況(セグメント間取引消去前)は、次のとおりであります。


<香辛・調味加工食品事業>

当事業セグメントは、「食の外部化」などの事業を取り巻く環境変化に対し、「より健康、より上質、より簡便、より適量」にフォーカスした製品・サービスの提供を通じて、「既存領域の強化」および「新規領域の展開」に取り組んでおります。

ハウス食品㈱は、主力のルウカレーが底堅く推移する中、複数個パックの「プロクオリティ」が牽引するレトルトカレー、ねりスパイスが寄与したスパイス製品の他、スナック製品、業務用製品も好調な推移となりました。

以上に加え、㈱ギャバンの新規連結効果が寄与し、香辛・調味加工食品事業の売上高は325億67百万円、前年同期比14.2%の増収、営業利益は20億76百万円、前年同期比48.8%の増益となりました。

<健康食品事業>

当事業セグメントは、主力製品の収益改善と成長に向けた仕込みに取り組んでおります。

「ウコンの力」はお客様の飲酒シーンが多様化する中で苦戦いたしました。そのような中、6月にはシリーズ最上位品となる「ウコンの力レバープラスプラチナ」を発売し、ヘビーユーザー層へのさらなる接点強化に努めております。

ビタミン事業では、「C1000」シリーズが堅調に推移した他、全13種類のビタミンを含有する「1日分のビタミン」がお客様のご支持を頂き、ビタミンの提供領域拡大が進みました。

以上の結果、健康食品事業の売上高は85億75百万円、前年同期比3.9%の減収、営業利益は6億42百万円、前年同期比13.3%の増益となりました。

<海外食品事業>

当事業セグメントは、重点3エリア(米国・中国・東南アジア)における事業拡大のスピードアップと収益力強化に取り組んでおります。

米国では、豆腐および豆腐関連製品がアジア系、米系チャネルともに着実に浸透し、事業規模を拡大しております。

中国では、日本式カレーのさらなる浸透に向けて沿岸部を中心とした取組の深化と接点拡大を進め、家庭用、業務用とも順調に収益拡大いたしました。

東南アジアでは、タイ機能性飲料事業が前期に引き続き伸長しております。

以上の結果、海外食品事業の売上高は54億22百万円、前年同期比13.5%の増収、営業利益は8億18百万円、前年同期比34.7%の増益となりました。

<外食事業>

当事業セグメントは、国内外でのカレーレストランの運営を通じて、カレーの世界をさらに広げるべく取り組んでおります。

㈱壱番屋は、国内では全店ベースの売上高は前年同期比2.8%増、既存店ベースの売上高は同1.3%増と堅調に推移いたしました。海外では、これまで当社が㈱壱番屋のフランチャイジーとして展開しておりました中国、台湾におけるレストラン事業を㈱壱番屋主導の体制へ集約し、不採算店の整理、立て直しを進めております。

以上の結果、外食事業の売上高は129億21百万円、前年同期比0.5%の減収、営業利益は17百万円(前年同期は営業損失1億12百万円)となりました。

<その他食品関連事業>

当事業セグメントは、各社の機能強化とグループ間シナジーの追求によるグループ総合力の向上に努めております。

運送・倉庫事業を営むハウス物流サービス㈱は、厳しい物流環境の中、食品企業6社での共同取組「F-LINE」の全国展開を見据え、事業の最適化、再構築に取り組んでおります。

コンビニエンスストア向けの総菜等製造事業を営む㈱デリカシェフは、総菜事業の売上拡大と収益改善に継続して取り組んでおります。

㈱ヴォークス・トレーディングは、グループ内での連携強化に取り組み、調達・販売力の強化に注力しております。

以上の結果、その他食品関連事業の売上高は146億22百万円、前年同期比0.8%の減収、営業利益は4億73百万円、前年同期比135.6%の増益となりました。

(2)財政状態に関する説明

当第1四半期連結会計期間末の財政状態は以下のとおりであります。

総資産は、3,558億80百万円となり、前連結会計年度末に比べて19億93百万円の増加となりました。

流動資産は、受取手形及び売掛金や有価証券が減少した一方で、商品及び製品および原材料及び貯蔵品が増加したことなどから、10億11百万円増加の1,366億23百万円となりました。固定資産は、のれん、機械装置及び運搬具および建物及び構築物が減少した一方で、投資有価証券が増加したことなどから、9億82百万円増加の2,192億57百万円となりました。

負債は873億78百万円となり、前連結会計年度末に比べて1億5百万円の増加となりました。

流動負債は、支払手形及び買掛金が増加した一方で、未払金や未払法人税等が減少したことなどから、6億87百万円減少の508億5百万円となりました。固定負債は、繰延税金負債が増加したことなどから、7億92百万円増加の365億73百万円となりました。

純資産は、為替換算調整勘定が減少した一方、保有する投資有価証券の時価上昇によりその他有価証券評価差額金が増加したことなどから、前連結会計年度末に比べて18億88百万円増加の2,685億3百万円となりました。

この結果、当第1四半期連結会計期間末の自己資本比率は66.6%(前連結会計年度末は66.5%)、1株当たり純資産は2,307円09銭(前連結会計年度末は2,289円43銭)となりました。

(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明

平成30年3月期の連結業績につきましては、平成29年5月12日発表の業績予想からの変更はありません。

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