食物アレルギーについて、ハウス食品グループがお伝えしたいこと ひとつのお鍋で、家族をひとつに。

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赤城智美さんコラム

食物アレルギーについて、赤城さんご自身の経験をもとにさまざまなエピソードをご紹介します。

コラム Vol.07
市販のものを買う準備

小学校1年生になったとき、近所の子どもたちがお小遣いで何かを買っている様子を見て少し不安になりました。わが子は当時まだ卵、乳、小麦のアレルゲン除去をしなければならない状態だったので、お小遣いで買える食品が近所のお店になかったからです。甘い飲み物を買う癖をつけたくなくて飲み物を買わせなかったので、結局食べ物以外の消しゴムや、駄菓子屋さんで売っているカードみたいなものを買うことぐらいしかできませんでした。

文房具屋さんも駄菓子屋さんもバスに乗っていくようなところにあったので、一人では行けないことが課題でした。お小遣い帳を渡して記録をつけさせたかったのに、お小遣いを月々渡してもただ持っているだけで、お金の使いようがありません。2年生で緑深い地域に引っ越してますます買い物環境は不便になり、小麦が解除できて食べるものの範囲が増えても、市販の食べ物を買うことはできず、そのまま小学校の高学年になってしまいました。

たまにわが子が買い物について来ると、普通のスーパーマーケットで売られている、子どもが食べたくなりそうな「安全な」ものを探して「これなら買えると思うよ」「これなら食べられるよ」と私は買い物アピールばかりしていました。「解除はだいぶ進んだけれど、この子は本当に自分が食べられるものを選んで買えるようになるのだろうか?」という親の不安をよそに、本人は「大丈夫、大丈夫」と言いながら迷惑そうにしていました。

そんなわが子が、進学のために18歳で一人暮らしを始めると「ちくわに卵が含まれているって知ってた?」「マフィンはトウモロコシ粉100%ではなくて小麦が混ざっているものもある」と、ひとつひとつ驚いてはメールを送ってくるようになりました。安全地帯だった自宅では判断する必要がなかったのに、一人暮らしをするようになると、表示を見て自分で判断しなければならなくなった様子が伝わってきて、ようやく私は胸をなでおろしました。日頃から子どもには「自分で判断する力をつけてほしい」と願っていましたが、やはり親の不安は尽きないもの。そんな不安と向き合いながら、親も子もいっしょに、一歩一歩成長していってほしいと思います。

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